むかしむかし
なにもなかったころ
境界もなく
名前もなく
「わたし」と「あなた」の違いさえなかった
すべてはひとつだった
完璧で
満ち足りていて
だけど——
どこまでも静かで動かない “永遠” だった
そんな“それ”の中に
ひとすじの想いが生まれたの
「もっと知りたい!」
「自分を見てみたい」
「感じてみたい」
その瞬間
静寂が震え
光が走り
ビッグバンが起こった
宇宙がはじまり
星がうまれ
時間が流れ
そして「わたし」という小さな存在が、この地球に目をひらいた
ちっぽけに見えるこの「わたし」も
あの“はじまり”と同じ願いを抱いている
「どうして私はここにいるの?」
「何を感じたいんだろう?」
「この世界ってなに?」
そうやって私は
今日も問いを抱く
そして気づくの
「知りたい」というこの衝動こそが
宇宙と私をひとつにしているんだ」
私は宇宙の一部
私は宇宙の始まりそのもの
