ホープフルSでも阪神JF、朝日杯FSに続いて、無敗のGⅠ馬が誕生するのか? | ウマブロbyアミュレット

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昨年は道中1-2番手でレースを進めたトップナイフ とドゥラエレーデがゴール前まで競り合っていて、最後にグイッとハナ差でドゥラエレーデが勝利した。3着は上がり最速で伸びてきたキングズレインで16番人気と波乱の決着だった。

2021年はキラーアビリティ-ジャスティンパレス-ラーグルフで決まって2-4-8番人気。4コーナー通過順は3-5-3番手で、直線伸びてきた馬は届かずだった。

2020年はダノンザキッド-オーソクレース-ヨーホーレイクで1-3-4番人気。4コーナー通過順は3-2-7番手。

 

急坂を2回上がるタフなコースで、最後の直線はある程度前にいないと厳しい、そこからもうひと伸びできる馬を狙いたいが。

そんなこんなで出走各馬の気になるところを……。

 

1番ゴンバデカーブース…………ブリックスアンドモルタル×アッフィラート/ディープインパクト、半兄にアクートゥス、母の半兄にアクションスター、全兄にヴェネト。白老F生産馬。G1R。堀厩舎。収得賞金は2000万円。

ここは3戦目で、前走は東京芝1600mのサウジアラビアRCで3番人気1着。

2番枠でスタートも別に悪くはなかったのだが気がつけば最後方。直線は外めに出されてスイスイと先頭に躍り出て勝利した。

騎乗した松山騎手のレース後コメントは

「前走は逃げて勝っている馬ですし、長く脚を使えると思っていて、最後方になるとは思っていなかったのですがリズムを大事にしたくて、バタバタせずにリズムを重視しました。あれだけ凄い脚を使ってくれて、強かったと思います。距離(の適性)についてはこれからだと思いますが、末脚は凄いものを持っていますし、色々なパターンの競馬ができて、レースが上手な馬だと思うので、これから先も楽しみです」というもの。

新馬戦は同コースで2番人気1着。

新馬戦はレーン騎手、2戦目は松山騎手で今回は継続騎乗。

堀厩舎はどちらかといえば中山より東京のイメージ。

ホープフルSでってのも印象薄いなと思ったのですが……過去10年を見てみると

2023年はジェイパームズが10番人気10着。2戦目で、前走は東京芝2000mの新馬戦で1.4倍の1番人気に応えて1着。ルメール騎手からイーガン騎手に乗り替わり初騎乗。

2017年はルーカスが2番人気6着。3戦目で、前走は東京芝1800mの東スポ杯2歳Sで2番人気2着。新馬戦は札幌芝1800mで2番人気1着。

モレイラ騎手、ムーア騎手ときてM.デムーロ騎手に乗り替わり初騎乗。

10年前のまだOPだったホープフルSで、ベルキャニオンが1番人気2着。新馬戦、2戦目の未勝利戦ともに東京芝2000mで2-1番人気で2-1着。内田博幸騎手からムーア騎手に乗り替わり、継続騎乗だった。

ちなみに前年の2012年はサトノネプチューンが7番人気1着、2011年はサトノプライマシーが2番人気で5着、2009年はアリゼオが1番人気で1着、2007年はラヴドシャンクシーが3番人気で7着……そこまで辿る意味はあるのかってことだけど、これらの馬は全て前走は東京芝2000mか1800m。で、ラヴドシャンクシー以外は外国人騎手が騎乗していた。

騎手に関しては松山騎手は堀厩舎の日本人騎手の主戦ってことだろうけど(何年か後には佐々木騎手が主戦になってそうな気もするが)、1600mしか走ってないのにここに出てくるというのは、距離延長もOKという見立てなんですよね?

母アッフィラートは中山牝馬Sで11番人気3着、半兄にアクションスター、半弟にレインフロムヘヴンのいる血統。レインフロムヘヴンは堀厩舎の馬で新馬戦はやっぱり東京芝2000mだったりする。

なので、なぜこの馬は1600mでデビューしたのかが気になったのだが……レーン騎手が帰国する前に新馬戦に出したかったのではないかと。でもって翌日の芝1800mの新馬戦は堀厩舎はダノンエアズロックにレーン騎手を乗せて1.4倍の1番人気で勝利しているのです。

ということは10日の1600m戦しかなかったということ??

で1600m戦で逃げて勝ったので同じコースのサウジアラビアRCを使ったと。

ダノンエアズロックの方は1800mのアイビーSに出走していますしね。

ということでダノンエアズロックとの使い分けというか、この馬が厩舎1番手のクラシック候補なので1こっちは600mを走っていただけで、前走後ろから長くいい脚を使えたので距離延長で2000mの走りを見てみたいってことなのかと。まぁそんなことを勝手に思うわけです。

前走も内枠だったのですが気がついたら最後方で今回もそんなことが起こった場合、うまく捌いてこられるのかってことは若干不安になる1番枠ではありますが、おそらく最後方からなんてことにはならないだろうし、レースが上手なイメージでもありますし、距離だって1600mがベストってことでもないかもよってことであれば……松山騎手も1番人気より3番人気くらいの方が勝ち負け期待できそうだし(何気に失礼!?)よろしいのではないでしょうか。

 

2番ヴェロキラプトル……スワーヴリチャード×ルーヴインペリアル/Giant's Causeway、半兄にインペリアルライン。社台F生産馬。高野厩舎。収得賞金は1000万円。

ここは3戦目で、前走は阪神芝1800mの野路菊Sで2番人気1着。

3-4番手でレースを進め、直線でグイグイ伸びて先頭に立って押し切った。

騎乗した鮫島克駿騎手のレース後コメントは「初戦はハナに立つ競馬でしたが、今日は内に行く馬がいたので行かせました。ペースが遅くなると思いましたが、ペースが流れたぶん折り合いの心配がなかったです。瞬発力や上がりの速さを求められるレースにならなかったのもよかったです。もう少し距離があってもよさそうです。しぶといタイプです」というもの。

新馬戦は東京芝1800mで5番人気1着。

騎乗した三浦騎手のレース後コメントは「先生からいろいろ(この馬の)クセを聞いていて、それを参考に返し馬から感覚を掴みました。返し馬の時点でハナに行こうと思っていましたし、こちらの指示に従順に応えてくれました。まだ気持ちも体もこれからですし、距離はもっとあった方が良いと思います。最後まで余力がありました」というものだった。

新馬戦は三浦騎手、前走は鮫島騎手で今回は戸崎騎手に乗り替わり初騎乗。

距離はもっとあっても良いということだし、中山芝2000mも合うイメージだったりする。

前走は7頭立てのスムーズなレースってことに加えて2着馬以下の次走成績がパッとしないので(?)現在6番人気。

ってことは戸崎騎手に上手くエスコートしていただきたいと願うのみ。

 

3番アンモシエラ……ブリックスアンドモルタル×サンドクイーン/ゴールドアリュール、母のいとこにトゥザグローリー、トリップ、デニムアンドルビー、フェアリーポルカ、母の母の半姉にトゥザヴィクトリー、半兄にサイレントディール。母はノーザンF生産馬。松永幹夫厩舎。収得賞金は900万円。

ここは6戦目で、前走は京都ダート1800mのもちの木賞で5番人気1着。2番手でレースを進め直線で抜け出して勝利した。2着から4着まではアタマ、3/4、クビ差だった。

騎乗した坂井騎手のレース後コメントは「2番手からスムーズな競馬が出来ましたが、抜け出してからフワっとしていました。道中楽をしていただけに、終いまでしっかり脚を使ってくれました」というもの。

新馬戦は中京ダート1400m(不良)で2番人気6着

2戦目は小倉ダート1700m(稍重)で7番人気5着

3戦目に阪神ダート1800m(稍重)で6番人気2着

4戦目に京都ダート1800m(重)を3番人気で勝ち上がった。2着のルディックには7馬身差。この馬は新馬戦を1.7倍の1番人気で2着して、2戦目がアンモシエラの勝ったレースで2着、3戦目もバロンドールの2着、前走はムルザバエル騎手で必勝と思われたもののヴァンドールに差し切られて1/2差で2着と新馬戦から4戦連続2着な馬なので、いつ勝ち上がるかなぁ〜と思ったり、この馬は2着づけで買うのかいいのかと思ったり?

そんなこんなで、新馬戦からダートを5戦して、今回は初の芝、初の関東圏でのレース。

藤田菜七子騎手に乗り替わり初騎乗。

松永幹夫厩舎2頭出しで、もう1頭は抽選待ちだったレガレイラだが、初芝だけにこっちの方が人気がない。

 

4番アドミラルシップ……ゴールドシップ×ヴィーヴァブーケ/キングカメハメハ、全兄にブラックホール、半姉にライラック。収得賞金は400万円。

ここは2戦目で、前走は京都芝2000mの新馬戦で3番人気1着。

3頭ほぼ横並びの一番外を走り、坂をグイグイ上がって抜け出しかかったヴィレムをゴール前でグイッと差し切ってハナ差で勝利した。

1番人気2着だったヴィレムは次走1番人気で勝ち上がり。

騎乗した戸崎騎手のレース後コメントは「2週前に背中の良さを感じていました。その後の2週で気持ちも入ってきて、今日は上手にレースをしてくれました。勝てて良かったです」というもの。

新馬戦は戸崎騎手だったが今回はドイル騎手に乗り替わり初騎乗。

ということで2枠は女性騎手枠となりました。

2戦目で勝ち負けは難しいレースだが、前に行って最後にもうひと伸びできればということでは、ドイル騎手には合いそうな馬に思える。

 

5番サンライズジパング……キズナ×サイマー/Zoffany、半兄にグランシエロ。追分F生産馬。音無厩舎。収得賞金は890万円。

ここは5戦目で、前走は東京ダート1600mのカトレア賞で4番人気15着。道中は勝ったアマンテビアンコを前に見る位置でレースを進めたが、直線は前の馬がフラフラしてたりもするもののというレースだった。

新馬戦は東京芝1800mで3番人気4着

2戦目にダート替りの阪神1800mで1番人気1着。4馬身差の2着にアンモシエラ。

3戦目は門別ダート1800mのJBC2歳優駿で2番人気2着。勝ち馬のフォーエバーヤングは次走全日本2歳優駿でも勝利した。

今回は新馬戦以来の芝のレースに出走。

戸崎騎手、武豊騎手、和田竜二騎手、マーカンド騎手ときて、今回は菅原明良騎手に乗り替わり初騎乗。

芝部分の走りが速いとも思えないのだが。

 

6番シンエンペラー……Siyouni×Starlet’s Sister/Galileo、全兄にSottsass。矢作厩舎。収得賞金は2000万円。

ここは3戦目で、前走は京都芝2000mの京都2歳Sで1番人気1着。

スタートがイマイチで後方から内ラチ沿いを走っていたが徐々に外目に出して、直線で前が開いたらすっと伸びて勝利した。

騎乗したモレイラ騎手のレース後コメントは

「正直言うと、理想よりも少し後ろの位置取りになりました。それに前にいた馬がなかなか前に進まず、特にレースの前半は焦ったり、心配したりもしました。向正面から少しずつ前の位置を取り、直線は前に進む馬の後ろにつけられましたから、後半の方が流れは良かったです。勝つことはできましたが、今日はスムーズな競馬ではありませんでした。レースの後半になり、少しずつ良い流れになってきましたが、直線に入ってスペースができるまでも時間がかかりました。スペースができると素晴らしい反応を見せてくれて勝つことができました。なかなか能力が高い馬にしかできない勝ち方をしてくれましたし、さすが凱旋門賞馬の血統を持つ馬。将来やポテンシャルの高さを楽しめる馬だと思います」というもの。

確かに見ている方もなかなかにストレスの溜まるようなやきもきするレースだった。それだけに勝ちきったので強さが倍増くらいに感じられたりもする。

新馬戦は東京芝1800mで2番人気1着。道中内ラチ沿い好位3番手でレースを進め、直線で抜け出して勝利した。

騎乗した横山武史騎手のレース後コメントは「想像以上に強かったです。返し馬から良い馬だと感じていましたが、まだ子どもっぽさが抜けず、そこだけだと思っていました。抜け出してから遊び、左右にふらふらしているところが、今後の課題だと思いますが、楽しみな馬です」というものだった。

このレースの出走馬で次走勝ち上がった馬はいないが、2着には3馬身差をつけているし、新馬戦は11月なので1戦しかしていない馬も多数。

今回はムルザバエル騎手に乗り替わり初騎乗。同騎手は昨年ドゥラエレーデでこのレースを勝利、連覇がかかる。

ただ前走はなんだかんだ言ってもモレイラ騎手がスムーズではないなか上手く勝たせたんじゃないかという風にも思える。

ムルザバエル騎手だけに前で競馬を進めるんだろうなと思うのだが、前走のように後方からになった場合はちょっとおっかない。

中山も合いそうなのであっさり勝ってもと思うものの、不発があっても驚けないなと思う馬だったりする。

 

7番テンエースワン……ワールドエース×ダイワオンディーヌ/クロフネ、半兄にケツァルテナンゴ。ノーザンF生産馬。大久保厩舎。収得賞金は400万円。

ここは4戦目で、前走は京都ダート1800mのもちの木賞で2番人気3着。

ゲートの中でうるさく、出がイマイチで後方から。3-4コーナーで外を周り、直線は外から伸びるも、大外に出されたアラレタバシルに交わされてアタマ、3/4差で3着。

騎乗した横山和生騎手のレース後コメントは「前回もスタートは速くありませんでしたが、駐立があまり良くありませんでした」というものだった。

新馬戦は新潟芝1800mで5番人気3着。勝ち馬はカンティアーモで次走のデイリー杯2歳Sで3番人気6着、2着のミッキースターダムはその後、1-1-1番人気で2-3-2着と勝ちきれていないが、1番人気4着ホウオウプロサンゲは次走小倉芝1800mの未勝利戦を勝ち上がり、3戦目に東京芝1800mのアイビーSで4番人気2着。

1-2着馬からは大きく離れた3着だったし、2戦目であっさりダートに変更しているだけに再び芝でどうかというところ。

それよりも出遅れ注意というのが大きいかも?

新馬、2戦目は岩田望来騎手だったが、前走から横山和生騎手に乗り替わり継続騎乗。

デカくてパワフルな馬ではあるが、中山であれば芝が全くダメということでもなさそうだったりはする。

母ダイワオンディーヌはダートで4勝だが、父ワールドエースは皐月賞で2番人気2着、父の半弟ヴェルトライゼンデはホープフルSでコントレイルの2着。だから何と言われそうだが、芝が全くダメということもないような??

 

8番インザモーメント……キズナ×ディルガ/Curlin、全兄にリビアングラス。田中克典厩舎。収得賞金は400万円。

ここは3戦目で、前走は京都芝1800mの未勝利戦を2番人気1着。

固まって進む馬群の後方から徐々に前に行き直線に入るところで先頭を伺う位置に。直線で外から抜け出し内から伸びたボイラーメーカーとの叩き合いを制して1/2差で勝利した。

新馬戦は阪神芝1800mで7番人気3着。

騎乗した鮫島克駿騎手のレース後コメントは

「内枠で捌きづらいところがありましたが、比較的初戦としては良い内容でした。この馬の兄(リビアングラス)にも乗っていましたが、距離は延びても良さそうです」

というものだった。

新馬戦から鮫島騎手が騎乗していたが、今回は佐々木騎手に乗り替わり初騎乗。

ボイラーメーカが次走芝2000m(重)で10着(ビリ)と大きく着順を落としているし、佐々木騎手に乗り替わりで全く人気はないが、中山は悪くなさそうなタイプに思える。

 

9番タリフライン……サトノダイヤモンド×タリサ/Pour Moi、母の母の半妹がシェリールなので、母のいとこにはムスカテール、このレースを抽選で外れたロジルーラーがいたりする。ノーザンF生産馬。古賀厩舎。収得賞金は400万円。

ここは2戦目で、前走は東京芝1800mの新馬戦で3番人気1着。後方から馬の後ろできっちり折り合って直線最後にグイグイと抜け出して勝利した。

騎乗したルメール騎手のレース後コメントは「真面目ですね。最後は凄い脚で伸びてくれました。父のサトノダイヤモンドっぽいですね。ストライドが大きく、距離を延ばしても問題ないでしょう。すごくいい感じでした」というもの。

1-2番人気で4-5着だったトライデントスピアとダノンロッキーは2戦目を走っていないが、2着フォーザボーイズは次走同コースを1.5倍の1番人気で勝ち上がり、6着マイネルヴォルムスは福島芝1800mを2番人気で勝ち上がっている。

新馬戦はルメール騎手だったが、今回はマーカンド騎手に乗り替わり初騎乗。

マーカンド騎手は朝日杯FSのシュトラウスで10着、有馬記念のディープボンドで15着と、騎手の所為だけではないにしても……という結果。今回はどうでしょうか。

スピードとキレタイプで東京の方が中山よりも合いそうに思えるが、10番人気なら将来性込みで買うてもあるか? どうだろうか??

 

10番シリウスコルト……マクフィ×オールドフレイム/ゼンノロブロイ、半姉にサイモンコーラル。宗像厩舎。収得賞金は1000万円。

ここは4戦目で、前走は中山芝2000mの芙蓉Sで4番人気1着。

5番手の内にいたが2コーナーから向こう正面は外に出されて3頭並んで先頭を走るその後ろの3頭並びの一番外、3-4コーナーで前の3頭に並びかけ、直線で抜け出して勝利した。

騎乗した三浦騎手のレース後レース後コメントは「前走初めて乗せてもらい、返し馬から距離が延びていいと思っていました。状態も暑いなかで厩舎スタッフの方々が頑張ってくれて、良い状態で臨めました。ペースが遅くて一瞬ハミを噛むところがありましたが、普通の競馬なら折り合いはバッチリです。色々な経験ができた事は大きいです」というもの。

新馬戦は福島芝1200m(稍重)で10番人気1着。

2戦目に新潟芝1600mの新潟2歳Sに出走して12番人気5着。

この時のレース後コメントは「返し馬からもっと距離があっても良いと感じました。手綱を持っているうちは良いのですが、放すと走りがバラバラになってしまいます。それでも、まだまだ良くなると思います」というものだった。

新馬戦は丸田騎手だったが、2戦目から三浦騎手に乗り替わり継続騎乗。

1200-1600-2000mと距離を伸ばして、今回は前走と同じ中山芝2000mだが、前回は野芝のみという違いはあったりするS時、時計的にも強調できなかったりする。

それはそれとして、そこまで強い感じも穴っぽい感じもあまりしないのだが、コース経験は大事ってことだろうか?

 

11番ショウナンラプンタ……キズナ×フリアアステカ/Zensational。社台F生産馬。高野厩舎。収得賞金は400万円。

ここは3戦目で、前走は東京芝1800mの東スポ杯2歳Sで3番人気4着。

道中は最後方から、直線は力強く伸びてはきたものの4着に上がるのが精一杯だった。

騎乗した鮫島克駿騎手のレース後コメントは「能力のある馬です。調教ではしっかりゲートを出てくれる馬が、今日は上手くスタートを切れませんでした。道中の進みも良くありませんでした。直線ももたれて走っているので、良化の余地があると思います。今日は距離が短かったと思います」というもの。

新馬戦は阪神芝2000mで4番人気1着。

この時のレース後コメントは「跳びが大きく、器用な立ち回りというよりはスムーズな立ち回りを心がけました。外を回す形になりましたが、調教からも力があると思っていましたし、強い内容でした。大物感があります」というものだった。

新馬戦から鮫島騎手の継続騎乗。

200mとはいえ距離は伸びたし、ゲートをきちんと出れば?

 

12番ディスペランツァ……ルーラーシップ×ルパンⅡ/Medaglia d'Oro、半姉にルピナスリード、半兄にファントムシーフ。吉岡厩舎。収得賞金は400万円。

ここは4戦目で、前走は京都芝2000mの京都2歳Sで9番人気6着。

ちょっと離れた最後方から3-4コーナーで外を回って進出し、すぐ内のプレリュードシチーと併せ馬のようになりながら伸びるもゴール前ほぼ横一線の争いで1/2、ハナ、アタマ、クビ、1/2差で6着。

騎乗したM.デムーロ騎手のレース後コメントは「一瞬、勝つかと思いました。今日は馬がピリピリしていて、調教師からは折り合いに気をつけてという話がありました。流れが速く、後ろの位置取りでもいいところかと思いました。勝ちに行こうとして、早めに動いたのですが、最後は甘くなってしまいました」というもの。

新馬戦は小倉芝2000mで2番人気5着

2戦目に阪神芝2000mを3番人気で勝ち上がった。

新馬戦は西村騎手で、2煎目からM.デムーロ騎手が騎乗していたが、今回はモリス騎手に乗り替わり初騎乗。

前走のように出遅れ最後方から大外回ってってのはM.デムーロ騎手の中山での勝ちパターンというか穴パターンではあるのだが、モリス騎手はもっと堅実に乗ってくるイメージ。

極端な競馬の方が一発狙いにはいいかもしれないが、どうだろうか?

半兄のファントムシームは昨年のホープフルSで2番人気4着。弟はどうか??

 

13番レガレイラ……スワーヴリチャード×ロカ/ハービンジャー、半兄にドゥラドーレス、いとこにステレンボッシュ。ノーザンF生産馬。サンデーR。木村厩舎。収得賞金は400万円。

ここは3戦目で、前走は東京芝1800mのアイビーSで1番人気3着。

騎乗したルメール騎手のレース後コメントは「勝ち馬の後ろで良い感じで運べました。こちらも伸びてはいますが、勝ち馬は強過ぎました。この馬も能力がありますし、2000mも問題ありません」というもの。強すぎると言われた勝ち馬はダノンエアズロックで、2着だったホウオウプロサンゲの矢作調教師も「勝っても不思議のないレースでしたが、勝ち馬は強かったです」とのコメントを残している。

新馬戦は函館芝1800mで1.4倍の1番人気に応えて1着。

この時のレース後コメントは「真面目に走ってくれましたし、最後は良い瞬発力を見せてくれました。能力がありそうです。ゲートの中だけナーバスになっていましたが、その後は冷静に走っていました。距離もちょうど良かったです」というものだった。

2着のセットアップは次走勝ち上がり、3戦目の札幌2歳Sを勝利した。

新馬戦からルメール騎手の継続騎乗。

牝馬の出走は少ないというかほぼ無いレースで、2017年にナスノシンフォニーが10番人気5着(結構期待していたので出遅れた時は頭を抱えた)、リュヌルージュが15番人気11着(この時は現地で見ていて、パドックでいい馬だなと思ってつい馬券を買ってしまった)。

レガレイラの方が素質は上ということで、牝馬でも勝ち負けになっても良いかとも思うけど、母のロカがねぇ……いつも人気になるんだけど着順は……というイメージが強くて、なんだか本当に信用してもいいのか? という気持ちになってしまう。まぁルメール騎手なら信頼して良しってことかもしれないけどね。

強いのは強いので、あっさり勝っても不思議ではないけれど?

5Rの新馬戦では1.7倍の1番人気に応えて木村厩舎のニュージーズで快勝。ここでも直線あっさり他馬を突き放すか??

 

14番ホルトバージ……キンシャサノキセキ×プレイズウーマン/Zensatinal、半姉にミーナティエルナ。寺島厩舎。収得賞金は400万円。

ここは6戦目で、前走は京都芝1800mの萩Sで6番人気5着

新馬戦は中京芝1600mで6番人気7着

2戦目に新潟芝1800mで5番人気1着

3戦目に新潟芝1600mの新潟2歳Sに出走して8番人気11着

京都芝1800mの紫菊賞で5番人気4着

着順だけ見るとわからないが、未勝利戦を勝ち上がってからはブービー、ブービー、ビリという成績だったりする。

新馬、未勝利は今村騎手で今回初めて久々に手綱が戻る。ただその2戦は52キロでの騎乗だったし、今回今村騎手に戻ることがドウデュースが武豊騎手に戻って鮮やかに勝利したような劇的に手が合うんです効果があるようには思えなかったりするし、

仮に手が合ったとしても中山芝2000mの2歳限定とはいえGⅠで、失礼ながら今村騎手を買いたいかは?

 

15番ウインマクシマム……キタサンブラック×コスモアクセス/ロージズインメイ、半兄にウインザナドゥ、半姉にウインピクシス。コスモVF生産馬。ウイン。畠山厩舎。収得賞金は400万円。

ここは4戦目で、前走は中山芝2000mの未勝利戦で1.5倍の1番人気に応えて勝利。

ゲートをポンと出て先頭に立ち、一度も先頭を譲ることなく勝利した。

新馬戦は札幌芝2000m(稍重)で1番人気2着。

この時のレース後コメントは「形はうまくいきましたが、馬場が重いのが影響したかもしれません」というもの。勝ち馬はウールデュボヌールで3着にセンチュリボンド。

2戦目は東京芝1800mの未勝利戦で1.7倍の1番人気も2着だった。

新馬戦は松岡騎手、2戦目は石川騎手だったが前走松岡騎手に戻って今回は継続騎乗。

ウインで松岡騎手であれば、やっぱり中山芝1800m-2000mは強いイメージ。外枠は嬉しくはないと思うけど、必ずしも逃げないとダメではないと思うし、ある程度の位置を取れればしぶとく伸びるのではないかと思われる。

 

16番センチュリボンド……キズナ×マニクール/ヘニーヒューズ、母の全弟にシュガーコルト。庄野厩舎。収得賞金は900万円。

ここは4戦目で、前走は京都芝2000mの黄菊賞で2番人気1着。

ミラキュラスドラマの外2番手でレースを進めるのでは進め、直線でミラキュラスドラマを競り落とし、外から伸びてきたウールデュボヌールを1/2抑えて勝利した。

騎乗したルメール騎手のレース後コメントは「キズナの産駒で、柔らかい馬場はよく走ります。切れ味は無いですが、タフな馬で、ずっと良いペースを維持することができます。今日はよく頑張ってくれました」というもの。

新馬戦は札幌芝2000m(稍重)で6番人気3着。

騎乗した武豊騎手のレース後コメントは「気性は素直で真面目な馬です。返し馬ではダートの方が向いているように感じましたが、(芝の走りは)問題ありませんでした」というもの。

2戦目に同コースを5番人気で勝ち上がった。

この時の武豊騎手のレース後コメントは「2戦目で前向きさが出ました。道中の手応えも良く、しっかりしてきたと思います」というものだった。ちなみにこの時の2着馬は黄菊賞で3着のミラキュラスドラマで4着馬は朝日杯FSで15番人気5着のタガノデュードだったりする。

ワンペース気味に走るキズナ産駒で母父ヘニーヒューズだし、ダートの方が向いていましたってことも無くはなさそうにも思えるのだが……現在4番人気は武豊騎手への期待の現れか。

新馬、2戦目は武豊騎手で前走はルメール騎手だったが、今回は武豊騎手に戻る。ここを勝てばJRAの全GⅠ制覇となるが?

 

17番サンライズアース……レイデオロ×シャンドランジュ/マンハッタンカフェ、半兄にセラフィックコール、いとこにヴィルシーナ、シュヴァルグラン、ヴィブロス、ヴェルステルキング。ノーザンF生産馬。収得賞金は400万円。

ここは2戦目で前走は京都芝2000mの新馬戦で7番人気1着。

左前挫石のため出走取り消し。

M.デムーロ騎手はスターズオンアースに騎乗予定だった天皇賞(秋)も出走取り消しだったし、なんかツイテないですね。

 

18番ミスタージーティー……ドゥラメンテ×リッスン/Sadler's Wells、半姉にアスコルティ(その仔にアスコリピチェーノ)タッチングスピーチ(その仔キングズレインは昨年ホープフルS3着)、サトノルークス、マッハモンルード。ノーザンF生産馬。矢作厩舎。収得賞金は400万円。

ここは2戦目で、前走は京都芝2000mの新馬戦で2番人気1着。

道中は中団の後ろという位置だったが、直線で外をグイーンと伸びて勝利した。

クビ差2着ハヤテノフクノスケは次走同コース(稍重)を2番人気で勝利した。

矢作厩舎はシンエンペラーと2頭出し。GⅠのホープフルSで新馬勝ち後に出走した馬で馬券になったのは2017年のステイフーリッシュだけじゃなかったかな。でもってこの馬は矢作厩舎で8番人気。この馬も矢作厩舎で現在8番人気だったりする。

坂井騎手の継続騎乗。

大外枠がどうかと思われるが、下手に内で包まれるよりも良いかもしれないし、とにかく最後は確実に大外を伸びてきそうなので、そうなるように道中レースを進めて欲しいと思ったりする。

 

抽選除外は3頭

収得賞金は400万円のカフェグランデ、ニューステソーロ、ロジルーラー。

収得賞金は250万円の非抽選は、ココナツキュートの1頭。

 

ということで、2歳戦とはいえGⅠですから前走重賞組が人気になるのも当然ですが、1番ゴンバデカーブースは初の2000m、6番シンエンペラーはレース振りにやや不安あり、11番ショウナンラプンタは出遅れ注意、12番ディスペランツァは掲示板外……。

だったら13番レガレイラでルメール騎手に今年最後のGⅠを勝ってシメていただくというのがいいのか?

1番ゴンバデカーブースと11番ショウナンラプンタで散々迷ったのだが、もうここはあれ、なんでこんなに人気が無いの? と思った

2番ヴェロキラプトルから。

相手は1番ゴンバデカーブース、4番アドミラルシップ、6番シンエンペラー、11番ショウナンラプンタ、12番ディスペランツァ、13番レガレイラ、15番ウインマクシマム、18番ミスタージーティーへ馬連とワイド。

3連系は

2番ヴェロキラプトルを1列目

2列目に1番ゴンバデカーブース、6番シンエンペラー、11番ショウナンラプンタ、前が残るならの15番ウインマクシマム、

3列目に+4番アドミラルシップ、12番ディスペランツァ、13番レガレイラ、18番ミスタージーティー。

 

6番シンエンペラーがあっさり勝ってしまう場合を考えて

2列目に1番ゴンバデカーブース、2番ヴェロキラプトル、11番ショウナンラプンタ

3列目に4番アドミラルシップ、12番ディスペランツァ、13番レガレイラ、15番ウインマクシマム、18番ミスタージーティー

 

2桁人気馬が突っ込んでくるのは厳しいと思うけど、4番アドミラルシップと人気ほどには差がないと思える12番ディスペランツァが穴。

あとは15番ウインマクシマムの粘りと

展開次第では18番ミスタージーティーの末脚脅威というところ。

 

ショウナンラプンタで鮫島克駿騎手の初GⅠ制覇を期待したいと思いつつ、外国人騎手のBOXってのが案外面白いのではないかと思ったり……迷い始めるとキリがないのですが。

とにかくここは戸崎騎手に3着までに来てくださいと、お願いしたいのですが、どうでしょうか?

 

※レース後コメントはいつものようにラジオNIKKEiからの引用です。