シンザン記念は大混戦!? | ウマブロbyアミュレット

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朝日杯2着馬のクリノガウディーが出走回避で、重賞を負けてきた馬よりも500万下勝ち馬、未勝利勝ち馬、1戦1勝馬が人気になっているシンザン記念。

 

昨年のシンザン記念はアーモンドアイが1番人気で快勝。

雨の稍重馬場で休み明け、初の京都にルメール騎手から戸崎騎手に乗り替わりということもあり、1番人気とはいえ2.9倍で2番人気のファストアプローチが3.1倍というオッズでした。

レースはアーモンドアイが離れた外を走って差し切って勝利したのですが、2着ツヅミモン、3着カシアスは道中1、2番手でレースを進めて、アーモンドアイがいなければそのまま1、2着というレースでした。

なので、基本的には稍重馬場の前残り。アーモンドアイが1頭別格だったというレース。

 

2017年は、雨の重馬場で特殊なケースと言ってもいいようにも思えるが、キョウヘイ-タイセイスターリー-ペルシアンナイトで決まって8-4-1番人気。

直線で外から先頭に立ったように見えたタイセイスターリーの内から抜け出したのが、道中は最後方を追走していたキョウヘイで、さらに内から馬群を捌いて抜けてきたもののタイセイスターリーにハナ差及ばず、ペルシアンナイトが3着だった。で、道中前目で競馬を進めたトラスト(3番人気)、マイスタイル(5番人気)、アルアイン(2番人気)が4-5-6着だった。

 

2016年は逃げたシゲルノコギリザメが直線に入っても踏ん張っていたが、好位の内にいたロジクライが抜け出し勝利、外からぐいぐい伸びてきたジュエラーはクビ差届かずの2着で、シゲルノコギリザメがクビ差3着。8-2-11番人気での決着だった。

 

道中のペースもあるし、なんとも言えないところはあるが、基本的には前有利。

混戦になれば差し-差し決着もあるが、ゴール前大混戦になるパターンなので、もうそこは運もあるかも。

あとは京都芝1600mで勝って、阪神で負けて人気落ち馬の京都替わりは要注意。

前目で競馬をした馬+差してくる馬が1頭というイメージもあるので、上がり最速で勝ってきた馬にも当然注意は必要。

要はメンバー次第ということになったりするのだが、そりゃそーだって話なので……。

 

ということで、出走角馬の気になるところを。

 

1番マイネルフラップ……ヴィクトワールピサ×ロージズインメイ、母の半兄にマイネルエルフ。BRF生産馬。ラフィアン。

ここは7戦目で

前走は千両賞で12番(ビリ)人気で1着。単勝万馬券だった。ちょっとカタそうな馬だなと思ったが、外からぐいぐい伸びて差し切ってしまった。

重馬場の中京芝1600mで未勝利戦を勝ち上がり、前走は阪神で稍重馬場というのも合っていたかもしれないなとは思う。

京都よりも阪神の方が合いそうにも思うし、なによりいつ走るか分からないってタイプの馬のようでもあるし……。

最内枠より外枠の方が良さそうでもあるしなって感じも?

それっでも前走突っ込んできた脚は速かったし、人気が無いなら買っておくか、来たら諦めるかってタイプか?

吉田隼人騎手の継続騎乗。

 

2番ヴァルディゼール……ロードカナロア×ハーツクライ、母の半姉にマチカネエンジイロ、いとこにゴットフリート。

ノーザンF生産馬。G1R。

ここは2戦目で

前走は京都芝1600mの新馬戦(稍重)で1番人気1着。2着に11番(ビリ)人気のマレシャルが入って、馬連から万馬券。0.5秒差をつけての勝利ということもあったが、このレースの出走馬は他にはまだ勝ち上がれていない。

当然時計的には足りないが、12秒3-11秒6-11秒2と楽に加速している感じは順調に成長すればというところで、1戦1勝馬だけに信頼はできないし、見た目に形の良い馬で力強さも柔らかみもあるのだが、4月生まれでまだまだこれからの成長期待とも思える。

北村友一騎手の継続騎乗。

来るなら再び人気薄を連れてきてとお願いしておこう。

 

3番ハッピーアワー……ハービンジャー×ディープインパクト、母の母の半兄にヨハネスブルグ、その母の半弟にテイルオブザキャットでその産駒のエーシントップは2013年のシンザン記念1着馬だったりする(って関係無いか)。

ここは6戦目で

前走はデイリー杯2歳Sで5番人気3着。

最後方を追走し、外を回って外に出したかったドナウデルタを結果的にブロックして伸びたものの、前で競馬を進めたアドマイヤマーズとメイショウショウブには届かずの3着だった。

新馬戦から3戦は1400mを使われて2-2-1着。

2走前は距離短縮して札幌1200mのすずらん賞で2番人気1着。パドックの印象は蹴りの強そうな馬だった。で、前走はキレる牝馬みたいだなってちらっと思った。

いつも出遅れるのが気にはなるが、いつでも最後はきっちり脚を使うし、1600mが長いとも思えない。

ただまたしても最後方からになったりするようだと、勝ちきるまではどうかというところ。

2戦目から秋山騎手の継続騎乗。

強いことは強いが展開次第って感じ?

 

4番ゴータイミング……ディープインパクト×リーファーズトゥベンド、全兄にジェニアル、半姉にブリュスで3頭とも全ての手綱は武豊騎手が握っている。社台F生産馬。

ここは3戦目で

前走は東スポ杯2歳Sで9番人気15着。

それほど大きな馬ではないが、脚が長くて見た目は悪くない馬だと思ったが。

大外16番枠からの競馬で、道中は外目を走らされたとか、かかって行っちゃった分最後は力尽きたとか、敗因はいろいろあると思われるが、距離短縮すれば問題解決という風にも思えないくらいあっさり終了してしまった。

新馬戦は阪神芝1800m(重)で5番人気1着。

中団の外目を走り直線で伸びてきて逃げていたマイネルウィルトスを交わして先頭に立ち、後ろから伸びてきたサトノルークスをクビ差抑えて勝利した。

どちらのレースも内の馬からちょっと距離を取って離れた外を走っているように見えるのだが、気のせいだろうか。

初戦は雨中の重馬場で、力のいる馬場も良かったようにも見える。

折り合えるかどうかが最大のポイントか?

 

5番アントリューズ……ロードカナロア×エルティッシュ、半姉にエルビッシュ。ノーザンF生産馬。

ここは4戦目で

前走はベゴニア賞(東京芝1600m)で、3番人気1着。

2着ココフィーユは同じロードカナロア産駒だが、コンパクトな馬でスピードがありそうだなと思ったのに対し、アントリューズは500キロ近い大きな馬だけあって脚も太く力強さが目立った。

道中は4-5番手からの競馬でずっと外目を走らされたが、最後はココフィーユ、リバーシブルレーンと3頭並んでの競り合いを制して1着。

上がり3ハロンは33秒2だったりはするのだが、8頭中6頭が33秒台だったりもする。

2戦目に前走と同じ東京芝1600mを勝ち上がったのだが、この時は3番手から直線で抜け出しての勝利だった。

新馬戦から戸崎騎手だったが、今回は川田騎手に乗り替わり初騎乗。

すんなり好位につけて直線で突き放す競馬ができるか?

前走までの感じだと強いのは強いのだが、抜けて強いってまでは思えないし、長距離輸送も気になるところ。

もちろんあっさり勝たれても驚けないし、あっさり勝つようなら今後もマイル路線を引っ張っていくようになる期待ありってところかも。

 

6番ドナウデルタ……ロードカナロア×ディープインパクト、半兄にイシュトヴァーン、母の全妹にジェンティルドンナ。

ここは4戦目で

前走はデイリー杯2歳Sで3番人気5着。

胴が長めで力強さを感じさせるパドックではあった。

直線で外に出そうとしたところで出せずに即、内に向かったがなんだかスムーズさを欠いた走りで伸びなかった。

新馬戦は阪神芝1400m(稍重)で1番人気2着、2戦目は同じコースの重馬場で1番人気1着。

前走は良馬場だったが不完全燃焼な競馬で5着。

良馬馬で突き抜けるって競馬が見たいんですけど、どうでしょうか。

はっきり言ってシンザン記念で勝ち負けするのは並の牝馬ではちょっとキツイとは思うのだが、このメンバーならなんとかなってもいいのではあるまいか?

福永騎手-ルメール騎手-モレイラ騎手で、今回は福永騎手に戻る。

で、なんだかそこがねぇちょっと嫌な感じなんだけど……。

福永騎手は母ドナウブルーのシンザン記念は1番人気で5着だったりしたし……今回はなんとかして欲しいですし、次につながるという意味でも賞金加算して欲しいですね。

 

7番ニホンピロヘンソン……ルーラーシップ×コマンダーインチーフ、いとこにニホンピロキース、ニホンピロレガーロ。

ここは4戦目で

前走は朝日杯FSで10番人気15着。

ゲートを斜めに出る感じで後方からのレースで3コーナーで外を回って少し前に行ったが直線では最後追われずにゴール。

パドックでは歩幅が狭い歩きで特にうるさいようには見えなかったが、レース前に入れ込んで終わっていたとのコメントだった。

2走前はもみじS(京都芝1400m)で2番人気で勝利。こちらはゲート内でうるさい様子だったが、ゆったり逃げて後続を抑えた。

新馬戦は阪神芝1400mで5番人気1着。

1600mがダメというよりも、最後はやめていたので、前走の結果は気にしなくてもいいのかもしれないが、落ち着いて走れるかどうかはたとえパシュファイヤーを付けてきても判らない。

すんなり前に行ければ変わっても?

浜中騎手の継続騎乗。

 

8番ミヤケ……ディープブリランテ×アンブライドルズソング、半兄にアダムバローズ。

ここは8戦目で

前走は京都2歳Sで7番人気8着(ブービー)。

内ラチ沿いの3列目で全体としては後方を走り、直線でやや外目に出されたものの特に伸びることもなく終了。

パドックでは無駄に力強いといっては失礼だが、後ろ足がガシッガシッという感じの歩き方に見えた。

4戦目に重馬場の小倉芝2000mで勝ち上がり、2走前は北海道2歳優駿(門別ダート1800m)で2番人気3着。1-2着馬からはかなり離れてのゴールだったが、スタート後に挟まれてほぼ直線だけの競馬だった。

現状では、力のいる馬場向きかな?

松山騎手に乗り替わり初騎乗。

1600mは初だが、スタートを決めたら思い切って逃げたりして? なぁ〜んて。

 

9番パッシングスルー……ルーラーシップ×クロフネ、母の半姉にスルーレート、いとこにハイアーレート、メジャーレートオ、ブルミラコロ、ハクサンルドルフ。

ここは2戦目で

前走は東京芝1600mの新馬戦で2番人気1着。

ゲートの出はイマイチで中団から。馬群が固まって進む中、イメージとしては3-4列目の外を走り、直線に向くところでは横に広がった一番外で目の前に馬がいない状況。そこからぐいっと伸びて内の馬たちを交わして1着でゴールした。

2〜4着馬は勝ち上がり、4着馬のヘイワノツカイは、本日中山10RジュニアCに出走予定。

脚も長くてぐいぐい伸びてくる勢いのある走りは魅力的だが、1戦1勝馬な上に牝馬なので、長距離輸送は気になったりもする。

初戦のパドックでは丸みはあるがすっきりして、いかにもマイルが合いそうなイメージだったし落ち着いて歩いていたので、今回も落ち着きがあればというところか。

池添騎手の継続騎乗。

 

10番ミッキーブリランテ……ディープブリランテ×ダンシリ、母の半弟にサウンドデューク。ノーザンF生産馬。

ここは3戦目で

前走は阪神芝1800mの未勝利戦で1番人気1着。

3列目の内(全体としては5-6番手)からレースを進め、序盤は若干行きたがるようなそぶりも見せていたが、4コーナーはやや外目に出して直線でじわじわと前との差を詰めて交わして突き放した。

坂井騎手騎乗で54キロだったが、なかなか強い競馬だった。

新馬戦はマカヒキの全弟ウーリリを前内に見る形で中団外でレースを進め、道中は並ばせてもらえず、直線に入り2頭の叩き合いになるもクビ差で2着だった。

父とディープブリランテと同じ矢作厩舎で、父と同じく1800mでデビューしたが(父は阪神デビューで1着)、今回は1600mに距離短縮。キレそうな馬だし、京都の外回り1600mは合いそうにも思える。

ちなみに過去10年の勝利馬は、3-6-5-6-4-5-3-6-6-3戦目。

3戦目で勝った馬は新馬戦2着、未勝利1番人気で1着のパターン。

2009年のアントニオバローズはその後ダービー3着、

2012年のジェンティルドンナはその後牝馬3冠でJC1着、

昨年のアーモンドアイもその後牝馬3冠でJC1着の3歳シーズンを過ごすことになった。

ここを勝つようなら、クラシックにも期待が膨らむ?

坂井騎手の継続騎乗。今年は海外で頑張ってきた成果を見せる飛躍の一年にしたいはず。まずは重賞のここでもいい闘いぶりを見せて欲しい。

 

11番シャドウエンペラー……ジャスタウェイ×タニノギムレット、母の半兄にデボネア、半妹にリリックドラマ、いとこにマローブルー、マウントハレアカラ。ゴドルフィン。

ここは4戦目で

前走は黄菊賞(京都芝2000m)で5番人気5着。

内ラチ沿いの2列目で全体としては4-5番手からのレース。結果的に前に行った2頭の順番が入れ替わり、3着には外から伸びた馬が来て、伸びずばてずな感じの5着だった。

2走前はサウジアラビアRCで2番人気5着。後方から内ラチ沿いをロスなく回ってじわじわ伸びたが、じわじわしか伸びなかった。

新馬戦は阪神芝1600m(重馬場)で、好位から抜け出して勝利。

2走前のサウジアラビアRCのときは胴が細長くてお尻が尖った馬という印象だったが、前走はお尻にも丸みがあり胴も長いとは思わなかった。

どうやら2走前は調教で動きすぎたのか輸送だかで調子が落ちていたようで、前走伸びなかったのは距離が原因なら巻き返してくるだろうか?

新馬戦から和田騎手で、前走は当日落馬負傷のため急遽池添騎手への乗り替わりだった。で、今回は和田騎手に戻るし、本調子でなかったと仮定してサウジアラビアRCよりも走れば、ここでは上位かもしれない。

でも、そんなに上手くいくかなぁ?? という不安は当然ありますよね。

 

12番コパノマーティン……スクリーンヒーロー×ディラントーマス、半兄にカシアス。

ここは8戦目で

前走は朝日杯FSで15番人気11着。

ゲートを出たところでいきなり外のニホンピロヘンソンに寄られて位置どりが悪くなって後方からという残念なスタートではあったが、結局少し差を詰めた11着で終了。

新馬戦から芝とダートで毎回違う距離を走っていたが、今回は前走に続いて芝1600mに出走。

前走GⅠとはいえ、3走前に京都ダート1400mを逃げ切って未勝利勝ち(7番人気)、2走前に京都ダート1800mのもちのき賞で10番人気10着からの朝日杯ですし。

札幌芝1800mで3着はありますが、勝ったシェーングランツからは1.2秒差ですから。

半兄のカシアスはこのレース4番人気3着だが、前走の朝日杯FSは7着だったが、函館2祭Sの勝ち馬で京王杯2歳Sの2着馬だった。

村山厩舎のコパさんの馬はミヤケと2頭出しで、ダントツのビリ、ブービー人気。

藤岡康太騎手に乗り替わり初騎乗。この厩舎と馬主さんで言えばコパノキッキングで3戦3勝してますが……まさかここでいい競馬をすれば再びコパノキッキングに……ってことはないか、ってかフツーに考えれば失礼ながらここで馬券になるとも思えないが……?

 

ということで、希望(笑)は、6番ドナウデルタの1着なのだが、ここは期待を込めて

10番ミッキーブリランテから。

相手は3番ハッピーアワー、5番アントリューズ、6番ドナウデルタ、9番パッシングスルー、11番シャドウエンペラーで

馬連と馬単、ワイドで。

3連複は

3番ハッピーアワーを信頼して1列目

2列目と3列目に5番アントリューズ、6番ドナウデルタ、10番ミッキーブリランテ、パッシングスルー、

3列目に+11番シャドウエンペラー、2番ヴァルディゼール、7番ニホンピロヘンソンのパターンと

2列目に5番アントリューズ、6番ドナウデルタ、10番ミッキーブリランテ、パッシングスルーで

3列目に11番シャドウエンペラー、折り合えれば5番ゴータイミング、すんなり逃げたら7番ニホンピロヘンソン、2番ヴァルディゼール、もしかしてとんでもなく強かったらどうしような1番マイネルフラップの人気薄も1頭は入るんじゃないかの2パターン。

 

6番ドナウデルタの単・複と

11番シャドウエンペラーの単・複で、あとはパドック次第。

 

中山10RジュニアCは、人気でも6番ディキシーナイトから。

逆転するなら10番ヴァシュモン。

5番ブラインドランド、8番マイネルアプラウス、1番ヘイワノツカイ。穴は9番ウインレフィナート。

 

ついでに11RポルックスSは

6番テイオーエナジーが中心も

8番クルーガーの逆転を期待したいが……マーフィー騎手どうなんだろう?

相手は3番アルクトゥス、5番ヨシオ、1番ホーリーブレイズの人気どころに10番サクラルコールと7番マイネルオフィールが穴。

 

ということで、上記3レースは人気馬は強そうだが、展開のあやで思わぬ波乱になってもおかしくないレースだと思うのだけど、どうでしょうか?