京都芝2000mで争われる若駒ステークスは
昨年はマカヒキが1番人気で勝利(8頭立て)
一昨年はアダムスブリッジが2番人気で勝利も2着に1番人気のストーンウェア(シュヴァルグランが取り消しで7頭立て)
その前はトゥザワールドが1番人気で勝利(アトムが取り消しで8頭立て)
と、少頭数で人気馬がきっちり馬券になるレース。
なのだが、今年は出走すれば1番人気だったと思われる
ヴァナヘイムが出走取り消しで、なんと5頭立て。
3着に人気薄が入っても複勝は2着まで。
まぁ全く人気にならなさそうな馬もいないのだが。
例年少頭数ながら素質馬が出てくるだけに、馬券はともかく要注目なレースなんだけど……。
ということで、出走各馬の気になるところをカンタンに……。
1番アダムバローズ……ハーツクライ×アンブライドルズソング、全兄にデンコウセキトバ。
ここは6戦目で、
前走は京成杯で11番人気12着。
2走前の紫菊賞は逃げ切ったが、前走は2番手追走も10着惨敗だったからか
今回は控えて好位というか中団の前、3列目での競馬。
内から3頭ぐらいの位置にいた馬たちは
直線でもそのままの隊列で進み
外に出された馬たちが伸びてきて上位に入ったレースで
言っちゃなんだが、ただ回ってきただけというレースだった。
+8キロで、ややギクシャクしたような歩き方に見えたパドックだったが
連闘で出てくるだけに状態も気になるところ。
今回は勝ったことのある京都芝2000mの内回りなだけに、
強気に逃げるのだろうか? ってか逃げられるか??
池添騎手に乗り替わり初騎乗。
2番シャイニーゲール……キングカメハメハ×SS、半兄にシャイニービーム、いとこにジュンスパーヒカル、母の半兄にホオキパウェーブ。
ここは2戦目で
前走は阪神芝2000mの新馬戦で2番人気1着。
レースは逃げたテイエムメガパワーの外2番手で、
直線で抜け出すと差を広げて悠々とゴール。
1番人気のエイシンスレイマンのスタートが遅く後方からになったこともあるかもしれないが(外を伸びてくるも2着)
余裕の勝利だった。
でもレースでは、ついついホワイトドラゴンに目がいってしまいましたが……。
重馬場の阪神から京都の内回りに変わってどうかだが
前走を見た限りでは、重馬場が味方した勝利とも思えないし
京都の馬場も一気に軽いスピード馬場にはならないだろうし?
ルメール騎手から福永騎手に乗り替わり初騎乗。
3番アドマイヤウイナー……ワークフォース×ダンスインザダーク、ノーザンF生産馬。
ここは5戦目で
前走はホープフルステークスで5番人気で11着。
いつもより前目で競馬を進め、
3-4コーナーで上がっていき一旦先頭も、最後は力尽きてという結果。
だが、最後は追われていないし、相手も強かった。
前走からM.デムーロ騎手の手綱。
今回はある程度後ろで構える競馬ができるか?
4番インウィスパーズ……ディープインパクト×シンボリクリスエス、全兄にレトロロック。
ここは2戦目で
前走は阪神芝1800mの新馬戦で3番人気1着。
スタートを決めて2番手から。直線で逃げたメイショウアリソンを交わして抜け出して1着。
内のメイショウアリソンを行かせて2番手だったが、
ゲートの出は速かったので、余裕を持ってレースを進められたように思える。
今回はルメール騎手から松若騎手に乗り替わり初騎乗。
いつも人気で勝ちきれないレトロロックの全弟ってところが、気になるといえば気になるかも?
5番ダノンディスタンス……ルーラーシップ×クロフネ、半兄にメドウラーク、母の半弟にトゥザワールド。ノーザンF生産馬。
ここは4戦目で
前走は阪神芝2000mの2歳500万下で4番人気1着。
スタートがものすごく速かったわけではないが無利なく先頭に立ち、
1.8倍の断然人気だったベストアプローチが外から差を詰めてくるも凌いで1/2馬身差で勝利。
緩いペースで逃げられ、外を回らされて半馬身差に詰め寄ったのだから
ベストアプローチも弱くはないが
ペースを落として逃げた和田騎手の作戦勝ちといったところか。
2戦前は京都2歳ステークスで、スタートが遅く最後方からの競馬で8着。
新馬戦は京都芝2000mで、やっぱりスタートは速くなかったが中団から
直線で抜け出したヒシマサルが逃げ込みを図るところをクビ差の差しきり勝ち。
全く関係ないが、ヒシマサルの鞍上は浜中騎手。
日経新春杯もシャケトラで、和田騎手騎乗のミッキーロケットにハナ差負け。
ダノン&ミッキーの馬に和田騎手が乗っていたら、浜中騎手は勝てないのか!?
ってそんなバカなってことですが……ヴァナヘイムが出てきてたらなぁって感じも?
この馬は和田騎手-ルメール騎手-和田騎手で、1-8-1着。
スタートがそれほど速くないが、後ろからいって最後だけって競馬では当然ダメだし
戦績的にも、和田騎手と合ってるのかも。
前走のようにペースを落としてという競馬がここでできるかは微妙だが。
ということで、ヴァナヘイムの離脱(残念)により
混戦となったわけですが、
こういう時には、お前誰だよって馬が逃げて穴になることも多いのですが
そういう馬もいなさそうなメンバーで。
5番ダノンディスタンスはゲートの出は速くなさそうなので、
逃げるとすれば、1番アダムバローズか。
4番インウィスパーズがあっさり勝ってもというところはあるが、
ここは3番アドマイヤウイナーに期待したい。
で、馬単と3連単。
中山9R若竹賞は
こちらもキセキが抽選外れというなんともな結果……
多分、この馬に乗る予定でルメール騎手は本日中山での騎乗だと思われるし
ヴァナヘイムの故障と合わせて、角居厩舎はなんとも不運な印象。
で、12番ウインブライトが中心なのは仕方なしだろうが
気になるのは7番ピスカデーラと11番ドウディ。
なので、12番ウインブライトを1列目
2列目に7番ピスカデーラ、11番ドウディ
3列目に2番シーズララババイ、3番ロジムーン、4番マイネルズイーガー、9番ディアシューターをプラスして
ヒモ荒れ期待の3連複で。
馬連でもいいかもしれないが……?
ということで、なんとなく
1番人気になりそうな馬が、両レースともに出走せずで
人気通りにすんなりとは
いかないように思うけど、どうかな?