今日はご法事で四十九日忌法要がありました。
人は無くなると四十九日間、あの世とこの世の間をさまようといいます。そして、死後七日目から七日ごとに計七回、閻魔大王をはじめとした死者を裁く十人の王か ら、生前の行いに対する裁きを受けるのです。
残された遺族がこの期間に十分な供養を行うことで、故人を安らかに成仏させることができます。
この日をもって忌明けとし、遺族は日常生活に戻りますので、四十九日間は、故人はもちろん遺族にとってとても重要な時間なのです。
大切な人を失っても時間は当たり前に流れていきます。仕事を普通にこなし日常生活を過ごして行くと、その現実に耐えられず、ストレスが溜まって体調を崩してしまうこともあります。
法事には、同じ悲しみを分かち合うことができる親族が集まり、同じ悲しみを共有できる人と触れ合い、残された遺族がゆっくりと心のケアに取り組むためでもあります。