室堂平(2024,4,17~18)後編 | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

翌朝、歩いていると人が立ち止まってハイマツの方にカメラを向けていました。「あ、これはいるな」と思いました。ハイマツの中にうずくまっていました。白いライチョウを見るには見たけどなんだかなあ…という感じでした。昨日のより分かりやすい足跡がついていました。立山がくっきり見えています。左は泊まっていたみくりが池温泉です。

 

この日はまず雪の大谷を見に行きました(写真を撮れなかったので、前日お客様に会う前の写真を使っています)。室堂駅の展望台からみた雪の大谷入口です。まるで原宿のように人が多かったです。途中途中に説明が張ってあります。これは雪の壁の構成を説明したもので日にちとどんな雪質かが書かれています。実際の雪面に分かりやすいように色分けされたテープが展示されていました。

壁は一番高いところで14mもあります。バスが通るといかに高いかがよく分かります。

最初の予定より時間に余裕がありましたので、一ノ越まで登ることにしました。一ノ越は真ん中あたりに見えているコルのところです。すぐにでも行けそうに見えますが、そう簡単ではありませんでした。遮るものがない斜面を黙々と登ります。風は弱くコンディションのいい日でしたので問題ありませんでした。一ノ越に到着です。反対側の山々がよく見えています。

右の白く大きな山は水晶岳、少し左のとんがりが槍ヶ岳、さらに左に行って鹿島槍ヶ岳。その斜め後ろの平らに見えるところが燕から大天井にかけての縦走路です。そして立山の最高峰、雄山です。ここまでスキーで登ってくる方が多かったです。外国からのスキー客が私たちの写真を撮ってくれました。大きなハロ(日暈)が現れていました。これが見られると天気は下り坂だそうで、崩れる前にこの地を訪れることが出来てよかったです。まったり楽しんだあと、下山を開始しました。中央右寄りに見えているのは室堂山荘。ここまで急な道を下ります。写真だと分かりにくいのですが、かなり急なのですよ。

無事、室堂山荘まで降りてきて、みくりが池温泉へ戻る途中・・・ついに身近で遇うことが出来ました。しばし観察していました。

みくりが池に戻り荷物をまとめて扇沢へと戻りました。

観光客の多さにびっくりしましたが、白いライチョウに遇え、雪の大谷や北アルプスの山々の眺望も楽しめ、こういう山行があってもいいのかなと思う2日間でした。

                      ・・・完