塩ノ山とワイナリー巡り(2022,11,3) | クララのブログ

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ハイキング、トレイル、登山など、山を中心とした活動の記録です。

お客様から「軽登山となにかお楽しみをくっつけた企画を」と言われ、考えたのがワイナリー巡りです。まずそれがありきでどこの山に登ろうかと考え、塩ノ山に決めました。

集合は塩山駅で、そこから町中を歩きました。すぐに塩ノ山が見えてきます。入口は旅館脇。さりげなくすっと横に入る感じです。うわあ、階段…と思いましたが、これを登った後は普通の山道でした。45分くらいで山頂です。360度の眺望はありませんが、目の前に堂々とした富士山を見ることが出来ました。眼下に見えているのは塩山の街登山道にはコウヤボウキが多くみられました。下山は向嶽寺。富士山が正面に見えることから富士山(嶽)に向かう寺としてこの名がついたそうです。

ここからワインタクシーで移動しました。

まず行ったのはシャトー勝沼。お昼ご飯のためです。まずは食前酒で乾杯! 

お料理は簡単なコースをお願いしてありましたが、オードブルとメインは好きなものを選ぶことが出来ます。

まずはオードブル甲州信玄鶏の低温調理 カボチャのデグリネゾンバリエーションお客様のMちゃんからお写真をいただきました。有難うございます。スープ 

そしてメインディッシュブリのマッシュルームソース和牛ほほ肉のラグー甲州信玄豚肩ロース肉のラグー 

この他にコーヒーとパンが付いてました。

シャトー勝沼で買い物時間を取るつもりでしたが、ゆったり食事をしたため時間がなくなってしまいました。

ワインタクシーに乗り、次に訪れたのはクラムボン葡萄酒です。ここは古民家を醸造所に使っています。内部はちょっとした博物館になっていました。試飲は一杯100円です。コインを入れ飲みたいワインの上にあるボタンを押すと20mlのワインが出てきます。試飲後、隣で気に入ったワインを買うことが出来ます。

見学や買い物を終え全員揃ったところで最後のワイナリー、まるき葡萄酒に向かいました。

ここではスタッフの方に内部を案内していただきました。コルクの木樹皮を厚く剥がし、くり抜いたものがコルク栓です。地中海原産のこの木は勝沼の気候には合わず、ご覧のように樹皮が割れてしまうのだそうです。この木をここに植えたとき、コルク栓も自前で、と考えたそうですが夢に終わってしまいました。樽の貯蔵施設スパークリングワインの貯蔵です。瓶に入れてからも発酵を行います。ブドウ畑も見学しました。既に収穫は終わっていましたが、雰囲気は伝わってきました。この畑の草刈り機たち(笑)。草を食べてくれる上にフンは肥料となります。ただ手が届く(口が届く?)ところにあるブドウは食べられてしまうのだとか。そのため、ぶどう棚の位置が高いところでないと使えない草刈り機です。最後に古酒が保存されている蔵に案内されました。ずらりと並んでいる古酒は20~60年前のものだそうです。保管に失敗し、ダメになってしまうものもあるのだとか。過去から現在までのボトルが並んでいました。写真は現在のボトルです。それぞれのボトルに描かれている葉は、使われている品種のブドウの葉だそうです。なかなかいいデザインだと感心しました。違いがあり面白かったです。ツアーのあと、試飲を楽しみました。先ほど見た古酒も試すことが出来ました(ブレンドですが)。

いつもと違うツアーに山を案内するのより緊張しました(笑)

それでもたまにはこんなツアーもいいよね、とおっしゃっていただきよかったです。