ケアでクレイを使う時は、カラダの声を聴いてから♪ | 【クレイテラピー】チコ流ガイド

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【ぷれらんて】は広島県尾道市で活動する クレイテラピースクール&サロンです。
クレイを中心とした講座を通して、心身を整え、身体や心の声を聴きながら、自分を大切にし 自分の力で元気になれるように、お手伝いをしていきます。

こんばんは。
クレイテラピーサロン【ぷれらんて】青山☆チコです。






先日、ここに良く登場してくるMが「顎が痛いんだけど、クレイで治る?」と聞いてきました。






確かに、クレイには痛みを抑える働きがあるので、クレイ湿布をしたら痛みはある程度治まると思います。




でも、私がMにした返事は、「初めに一度お医者さんで診てもらって!」でした。





顎は、顎関節と関連があるし、顎関節の問題から来ている痛みだとしたら、放っておいたら口が開かなくなることもあると
聞いたことがあるからです。





結局、Mは医者には行かず、痛みも引いたようでしたが、この、なにか「ケア的な手当て」が必要な時、
クレイを使うのか、他の自然療法で様子を見るのか、病院に行くのか。。。の判断がとても難しいですよね。








私は今年から、クレイを知っていただくための講座(美肌セミナー)や、体験会では内容をケア中心から「クレイの美容面」の話に変更しました。



沢山の方に、クレイを「知ってもらう」ためには、誰もが健康な肌でクレイを試すやり方の方が良いと思ったからです。







一日や数時間の短い時間内で、ケア的な効果や使い方をお伝えしても、聞いて下さった方それぞれ、カラダの様子や悩みが異なります。



「自分に合うような聞き方や解釈の仕方」になってしまい、誤解があったり、過剰な期待をしてしまったり、想定外の反応がでてしまったり。。。。。




自然療法を取り入れいていくうえでの覚悟みたいなものが、おろそかになってしまうと思ったからです。





お薬の場合は、用法・容量が決まっていて、飲むとどうなるかが分かっているけど。。。。。



自然のものをカラダに使うって、ある意味どんな反応が出るのか、、人それぞれ違うから、かえって厄介・・・とも考えられますよね(^_^;)








こんな風に書くと、また(笑)クレイの敷居を高くしてしまうかもしれないですね。








でも、それくらいで良いと私は思っています。








美容面のクレイについては、だれもが、いつでも、手軽に使えて、とても良い物だからこそ、みなさんに「知ってほしい」です。








でも、「ケア面で使うクレイ」については、「自然療法=カラダに作用する」ということを意識することが大切だと思っています。









小さな切り傷に、「クレイは止血してくれる」「傷跡をきれいにしながら治してくれる」ということだけを知ってクレイをしても、



見た目は小さくても思いのほか傷口が深いかもしれない。。。



傷を作った時の環境が悪くて、菌が入って化膿してしまうかもしれない。。




自分では浅いと思っていた傷が、場所が悪くて血がなかなか止まらず、本来縫った方が良い傷かもしれない。








ちゃんとクレイの事を知ってから、自分自身のカラダに対してケアをするのだったら、自己責任って言えるし、なんとなく直感でクレイを使うかどうか判断できるかもしれないけど。。






自分の子供、家族、友人、お客様など、「自分以外の人のカラダ」に対しての事だったら、安易には判断できるものではないと思うんです。






医療行為ではないけど、ケアに使う。けど、使うのは自己責任を伴う。。







これは、ややこしいことでも、面倒なことでもなんでもなくて、「クレイをケアで使う=カラダに作用するものを使う」というのは、そういった慎重さを伴うものだと思うんです。






クレイがどんな風にカラダに良いのか。どんな風に働くのか。





ちゃんと知ってから、覚悟をもって使ってほしいと思います。










私は、美肌セミナーや体験会の中で、全くケア的な話をしないわけではありません。



ニキビや湿疹など、スキンケアの話の中でどうしても出てきますからね。



そういう時、まだクレイについてお伝えした内容が不十分な場合には、安易にクレイはおススメしません。




「たまたま」そこにクレイをして、トラブルなく治っても、他のケアでも同じように上手くいくかはわからないからです。










去年の夏、東京で、ドミニック先生がケア的にクレイを使って治った症例を、沢山ご紹介して下さったセミナーがありました。





「ケア面にクレイが使える」






その話をすることを決めた先生のお話から、私は「慎重」と「覚悟」という言葉を感じました。







クレイと30年以上付き合ってきたドミニック先生でさえ、そのことを伝えることに細心の注意を払ってらっしゃいました。





私も、これまで色々な場面でクレイを使い、ブログに書いてきましたが、





「これもクレイで治っちゃうんだ!」と誤解を生みそうなケースの場合はは書いていません。





あの講座の時の・・・・普段とは違う雰囲気の先生の表情が今も心に残っているからです。









私は、クレイテラピストとして活動しているので、みんなにクレイの良さを知ってほしい!!と思っています。






でも、「自然療法としてのクレイ」は、必要な方へ、ちゃんと素敵なご縁があって、伝わっていくものだと信じています。




自然療法の話の中にクレイも組み込んでお伝えしている、素敵な講師さん達が沢山いらっしゃいますよね。









私のクレイ講座では、ややこしかろうが、なんだろうが「カラダに作用するもの」ということ前提に、



クレイと楽しく安全にお付き合いしていただけるようにお伝えしていくつもりです。



それが「伝える側の責任」だと思っています。


クレイの魅力の良い所だけを見せて、使う時は自己責任・・なんていう無責任なことはしたくないです。










あれこれ書きましたが、これとは違う考えを持ったクレイテラピストさんも沢山いらっしゃると思います。



これは、私、一個人の想いです。


なので、今回コメント欄はつけません。




読んでいただき、ありがとうございました。