クラス1の清流のせせらぎとクライマックスの錦帯橋。ツーリングの王道ゲレンデ。錦川鉄道での回送も悪くない選択肢。 南桑2.06m
新たに建設が決まった平瀬ダム工事、その影響が出る前にできるだけ下っておこうと、普通の週末ながらも遠出した。
はじめての錦川鉄道清流線での電車回送。いつもゴール地点にさせてもらっている臥龍橋下流右岸から川西駅まで400mほど、徒歩で15分くらいである。11:19に川西駅を出る電車に間に合わないとその次は14:24。そうなるとアウトである。
車両はワンマンだが、車内空間は広いので、インフレータブルも畳んだ状態であれば十分持ち込みが可能。今回は早めに現地に到着できたので、あらかじめプットインの北河内にボードを準備しておくことができた。
錦川の場合は、鉄道が川岸を走るため駅の間近にプットインを設定できる。北河内の駅から200mほどの歩きでボードを用意しておいた河原に到着。
水量は決して多いとは言えないが、多少の降雨のお陰でザラ瀬もこの日はフィンをリバー向けに対策を施したボードであれば、コースを選べばストレスなく通過できる。
コースで最も注意すべきは、落ちアユ止めの川幅一杯に狭い感覚で打たれた竹杭。漁期が終わった直後のようで人影はない。この日のコースで5ヶ所ほどあり、ほとんどのところは、カヌー通過用の抜け口を使えたが、1ヶ所はポーテージした。
それ以外には、2ヶ所ある沈下橋で橋脚にぶつかってラッピングしないように。また、引っ掛かった流木等に引っ掛かっからないように注意。岸から流れに倒れ込んだ竹藪もここでは危険な障害物である。なにより離れて通過する事が大切。のんびりコースでも漫然と漕ぐだけではいけない。
コースのほとんどは快適な早さで流れる。水は透き通り、浅い川床が透けて見える。
錦帯橋に至るため割愛することができないのが後半の長い瀞場。いつもは向かい風に苦しめられるが、今回は追い風で苦もなく錦帯橋に到着。橋の下は、この日は水量が足りず、漕ぎ抜けることはできず左岸をポーテージ。
錦帯橋からゴールの臥竜橋は目の前。スムーズな進行中でロングツーリングを終えた。
【当日のデータ】
水量:南桑2.06m
プットイン:北河内駅左岸河原
テイクアウト:臥龍橋下流右岸河原
距離:約18.5km
ボート:SUP(STARBOARD ASTRO TOURING12.6)
グレード:1級
所要:3.5時間