装丁・さし絵 藤田新策
鬼才?奇才?江戸川乱歩の本格推理サスペンス!
…ではなく、子供向けに書かれた冒険活劇ですね。
対象年齢は小学校高学年くらいって書いてあったかな?
なぜ今さらになってこれを読んだかと言いますと…それは、見ればわかりますよね?
え、わからない?
表紙が藤田新策さんなんですよ!
何度か書いた気もしますが、私は藤田新策さんの絵が好きなんですよ。
この、暗い印象だけども、どことなく幻想的な絵が。
まぁ、私がスティーブン・キングや宮部みゆきが好きなのもあって目にする機会が多く、次第にその独特な世界に引き込まれていったのです。
お話の内容は…美術品専門の怪盗、その名前も怪人二十面相!
彼は大胆にも狙ったターゲットにあらかじめ予告状を出し、厳重な警戒の中目当てのお宝を盗み出すのだ!
それをなさしめているのが彼の変装術。
二十面相の名の通り、あらゆる人に変装してターゲットに近づいて、大胆な犯行を成し遂げる。
さらに、彼の目的は美術品を愛でることなので、決して人を害しないのだ!
そんな怪盗と、名探偵である明智小五郎との手に汗握る対決に、我々は胸を踊らさずにはいられないっ!
文章も平易で、伏線なんかも丁寧に「これ、後で出てくるから覚えといてね」なんて書かれている親切ぶり。
トリックも、子供心に「おおっ!すげー」となること請け合い。
しかし、子供の頃はあんなに怖かった怪人二十面相も、大人になって読んでみるとどこか滑稽な人物ですね。
明智小五郎に出し抜かれて悔しがったりしますからね。
とはいえ、思ったよりも面白かったので、これはシリーズ集めてみようかしら?
おまけ
…と、思ったら
なお…
そして…
キビしいですな。
さらに…
こちらはさすがに完走は無理っぽい。
囲碁やったことある?
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やったことあるけど、よくわからなかったです。