2012/11/08

「恋」

私は鏡の前に立つ。
自分は当たり前のように映っているのだが、私は私を見ない。
自分を見るために鏡の前に立ったわけでは無いからだ。

私は机の下にいる。
鏡が私以外の景色を映す。
私はその景色を見るために鏡を見る。
その鏡に私は映らないからだ。

綺麗な水と、曇ったガラス。
泳ぎ回る魚たちはバラバラの方向へと。
音は聞こえない見えるだけ。

ふと鏡越しに目があった。
曇ったガラスの魚達と。



~あとがき~
教室で、ふと机の下に潜り込みたくなった。
潜り込んだ机の隙間から見える世界。




注※物語が面白く読めなくなる可能性があります。

========裏=========


*この物語のポイント*

・最後のガラスとは、眼のこと。気持ちがバラバラで、どうすればいいのかわからない。けど、鏡を見てしまう。

鏡に映るものがあるから。