2012/11/08
「青から黒へ、黒は黒」
「何から始めようか」
トントンと机を叩く音が薄暗い教室に響く。
窓は全て開いていて、そこから入る風は反対側の窓へ抜けていく。
静かな教室には、生徒の気配が無いにも関わらず、教室の机は全て埋まっていた。
外は青く光輝いていて、美しい絵のようなのに教室の中は依然と薄暗い。
ふと、机の影が一斉に動き始めた。大人たちだ。
全員が全員、黒いスーツを来ている。しかし、形やブランドは皆バラバラだ。それでも、大人たちには、皆一緒だった。
男でも女でも、背が高かろうが低かろうが、大人たちは皆、同じだった。
私は思う。自分には理解出来ないと。
そして、思う。
自分もいつか、おさがりの“あの”黒いスーツを着るのかと。
~あとがき~
小説を書いているとふと思うことがある。
それは、一つ一つの言葉には意味があるということだ。
それを複雑なパズルのように考え組み上げる。
そこから生まれた「黒」は見えているにも関わらず何も、見えない。
“消す”黒だと思う。
注※物語を面白く読めなくなる可能性があります。
=========裏=========
*この物語のポイント*
・そこにいる大人たちは知り合いではないのに、スーツは、
「おさがりの“あの”黒いスーツ」
おさがりであるということ。
・教室の外は、青く光輝いている。
・このお話の中の青とは、若いことであること。
・教室という学校を、外の世界、大人たちの生きる“社会”に例えて、その中で学ぶ私たちは、いずれ大人になるということとかけている。
以上
「青から黒へ、黒は黒」
「何から始めようか」
トントンと机を叩く音が薄暗い教室に響く。
窓は全て開いていて、そこから入る風は反対側の窓へ抜けていく。
静かな教室には、生徒の気配が無いにも関わらず、教室の机は全て埋まっていた。
外は青く光輝いていて、美しい絵のようなのに教室の中は依然と薄暗い。
ふと、机の影が一斉に動き始めた。大人たちだ。
全員が全員、黒いスーツを来ている。しかし、形やブランドは皆バラバラだ。それでも、大人たちには、皆一緒だった。
男でも女でも、背が高かろうが低かろうが、大人たちは皆、同じだった。
私は思う。自分には理解出来ないと。
そして、思う。
自分もいつか、おさがりの“あの”黒いスーツを着るのかと。
~あとがき~
小説を書いているとふと思うことがある。
それは、一つ一つの言葉には意味があるということだ。
それを複雑なパズルのように考え組み上げる。
そこから生まれた「黒」は見えているにも関わらず何も、見えない。
“消す”黒だと思う。
注※物語を面白く読めなくなる可能性があります。
=========裏=========
*この物語のポイント*
・そこにいる大人たちは知り合いではないのに、スーツは、
「おさがりの“あの”黒いスーツ」
おさがりであるということ。
・教室の外は、青く光輝いている。
・このお話の中の青とは、若いことであること。
・教室という学校を、外の世界、大人たちの生きる“社会”に例えて、その中で学ぶ私たちは、いずれ大人になるということとかけている。
以上