新日本経済入門 | 秋山のブログ

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この本を読んだのは数ヶ月前である。なかなかの力作であり、正確なデータをもとに、日本に起こった出来事を詳細に記述している。経済に興味があるならば、一冊持っていてよい価値のある本だと思う。しかし残念なことは、理論に関して主流派経済学を鵜呑みにし、原因や今後の対策などに関して多くの部分で浅い誤ったものとなっていることだ。

また、この本の構成は素晴らしい工夫だと思う。
序章では、終戦直後から現在にいたる経済上の出来事を総論的に解説している。
第2章以降は章ごとに視点を変えつつ、現在、そして過去の経済を考察。その後関連する理論、関連する指標を解説している。視点を順に見てみれば、景気の視点、物価の視点、財政再建の視点、金融政策、貿易、為替、産業構造、地球環境といったものだ。

ということで、今後少しこの本を使って書いてみようと思う。

新・日本経済入門/日本経済新聞出版社
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