俳句が曲がる | みつはしちかこオフィシャルブログ「小さな恋のダイアリー」Powered by Ameba

 

マンガの次に俳句が好き。
恍惚状態の夜中に作る。作るというよりできてしまう。オオッ、これは入選作だ! 次から次へ句ができて、次から次へ全部ハガキに書いて。

見返すと、大抵下手くそな句ばかりなのだが、夜中は俳人になれる。

ハガキにまっすぐていねいに書こうと努力している。
こんなに慎重に書いているのに、書き終えてみると曲がっている。
このごろは(入選とかボツとかはどうでもよい)、とにかくまっすぐ誤字がないようにと、そういうことだけでいいような気がしてきて、辞書を傍らに置いて0.5ミリのサインペンで一生懸命書いている。

――しかし、こんなに気をつけて書いているのに、私の文字は何故曲がっていくのか…。
…そういえば、人間晩年になると、大抵の人が書き文字が弱々しくなり、曲がってくる。私の友人のBくんはひどい曲がりようなのだが、本人は気づかないのだろうか?
ま、今はみんな殆ど手書きの手紙なんて書かないで、メールでパッと送ってしまうのだろうが…。

私はメールができない、というよりできるように努力していない。メールをする人にとっては迷惑な存在かもしれないけど、私は全く不自由を感じてナイのだから、これでいいのだ。
と毎日ハガキに俳句を縦書きし、〆切が近づくとよけい張り切って、投句だけではなく色んな知人たちにハガキを書いてポストインしている。このごろは、セブンイレブンの前のポストに通いつめているので、ポストまで親友のようだ。