郵便局から帰ってきたら、ドアの前にどっさりと何か入った袋が置いてある。
開いてみると、ワッサと出てきた葉っぱつき根っこつきの枝豆、ひげつきのトーモロコシ、新じゃが、玉ネギ、キューリ、ゴロゴロ出てきた。
「近所の農家の採れたてのイロイロです。とっても美味しいので早目に食べてください。ナオミ」という走り書きのメモ入り(ナオミちゃんは、妹の娘)。
えー、私の留守中にナオミちゃんが来て、コレ置いてったの⁉
私、めったと午前中に外出することなんてないのに、たまたま今日は郵便局に振り込みにいって、お昼に1人で更科本店に入って更科そばを食べて、文房具店に寄ってスケッチブックを買って、のんびり家に帰ってきたという、たまたまのめずらしい外出日だったのに。
その留守中、ナオミちゃんがこんなに沢山の野菜を持ってきたとは!
すぐに電話してみると、もう家へ帰っていたナオミちゃん。練馬のウチから自転車できたという。
ついこの間、自転車同士ぶつかった(怪我は大したことなかったらしいけど)とか聞いたので、休みの日は家で大人しく休んでいればいいのに……電話したら絶対「来るな!」と言われるから、だまって自転車で来たらしい。