前方から、何か沢山の荷物を載せた乳母車を押してくるおじさん?がいる。
乳母車が傾いた、歩道から車道へ(といっても車は通らない道路の端に)。あわてて落ちた荷物を拾い上げ、乳母車に戻すおじさん。
私もあわてて走り寄り、落ちた荷物を一緒に拾おうと手を出したら、おじさんが手を振って「大丈夫です、大丈夫」と断る。乳母車にほとんどの荷物が戻されたのを見たので、私はその場を離れた。
でも気になって、振り向きながら歩いた。おじさんはまた、乳母車を押してよろよろ歩いていった。果たしてあれでよかったのだろうか?