長野の知人からダンボール箱が届いた。
開けてみたら出るわ出るわ、野菜のイロイロオンパレード。じゃがいも、玉ねぎ、なす、キューリ、ピーマン、唐辛子、焼き芋（焼いてある）、トウモロコシ（茹でてある！）、茹で落花生、梨、りんご、みょうが、梅、梅干、かぼちゃ…。
まずは１本だけ入ってたすんなりしたキューリを、塩をふって丸かじり。ボリボリ。目が醒めるような美味しさ、爽やかさ。
昼食に茹でトウモロコシをチンして食べる。えっと驚く甘さ、やわらかさ。売っているスイートコーンの直接的な甘さではなくて、奥の方からじわじわ湧いてくるような…といえばいいのか。
とにかくこんな美味しいトウモロコシを食べたのは初めて。１本が２本、２本が３本、３本が…ときてハッと、これは自分だけが食べてはいけないと気づいた。妹とそのダンナさんにも味わってもらわなくっちゃ。
送ってきた野菜たちはどれもこれもとても美味しい。みんな彼女の畑で作ったものだという。
野菜を育て収穫して、茹でて焼いてラップして、ダンボールに詰めて、とキビキビと動き回る彼女を想像して目がまわった。
そうそう！ どれも美味しかったけど、一番はやっぱり私の大好きな焼き芋。最近の焼き芋は皆ポクポクしてて、それなりに美味しいのだけど、私はねっちりした甘い焼き芋が食べたい。彼女の作ったのは、そのねっちり甘いお芋だった！
焼きコゲのついた小さくて細長い焼き芋をチンしてはふっと食べたら、湯気の中から透き通ったハチミツ色の中身がとろりと。
美味しいのなんのって、１本が２本、２本が３本、３本が４本、だれか止めて。
