原宿の喫茶店へ、チッチに会いに | みつはしちかこオフィシャルブログ「小さな恋のダイアリー」Powered by Ameba


何十年かぶりに原宿に行ってきました。
本当は、ああいう若者の街に私のようなおばあさんは行きたくなかったのです(でも昔、会社の事務所が原宿の竹下通りを入ったすぐのビルの3階にあって、そーいえば私、毎日のように通っていたのでした)。

このごろ自閉気味の私にとって、原宿はとんでもなく遠い街となってしまいました。
でも原宿にある小さな喫茶店でチッチとサリーの展覧会をやるというので、思い切って行ってきました。

原宿の街はやはり、若者ばかりがあふれかえっていました。
目指すシーモアグラスという喫茶店は、明治通り沿いの京セラビルの地下1階。
こんな立派なビルにそういうお店があるとは思えませんで、ビルの入口でオロオロしてましたら、岡山から飛んできた元アシスタントのMちゃんとその友人が現れ、「ココです」と。下では偵察に行った妹が「あったわよー」と手を振っています。

モダンなビルの地下を歩いていくと、すぐにサリーの立て看板が。近づいてみるとチッチも(チビだから見えなかった)。
そこはほんとに小さな、なんだかなつかしい図書室のような喫茶店でした。


お店の壁ぐるりにチッチとサリーの詩画が飾ってありました。私が座ったところの頭上には、チッチとサリーが仲良くソファに並んでミルクティーを飲んでいる絵がかけてありました。
なんだか照れくさいようでしたが、チッチにぴったりの喫茶店だなあと思いました。チッチ、よかったね、ここでサリーとお茶できて。

そこへ、45年近く『小恋』の編集をしてくださっている、私の相棒である編集のSさんが来て、続いてイラストレーターの田村セツコさんもぴょっこり現れて、「キャー、お久しぶりー」なんてハグし合い、同窓会のようなにぎやかさになりました。

別の席には、チッチとサリーのような、いい雰囲気のカップルさんがいました。お店の前で、オーナーさんと皆で記念写真を撮りました。
シーモアグラスを出ると、あちこちに色々なクリスマスツリーが、キラキラ輝いていました。