国際ロマンス詐欺師との恋① | 酒と笑いとたまやたと与一

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だいたい二日酔いの日々とかわいい犬々の事。

コロナ感染者が爆発的増えて、自粛モードが

広がっていたお盆休み。


あまり予定も入れずにボケーと過ごしていた。


そんな時、Instagramに1通のメッセージが

きた。


「私はあなたの犬に長い間、

注目しています。何犬ですかはてなマーク




なんか変な日本語やな。と

思いながら相手のアカウントを見た。



シンガポールでキラキラセレブ生活を

しているシンガポール人の男性だ。



お世辞にもハンサムとは言えない。



しかし、犬好きなのか?

弥太郎の写真に反応してるから

違いのわかる男なのか。


と、訝しみながらも返信した。


「雑種だ。」




すると

「彼は何歳ですか?何年飼ってますか?」


と、やけに弥太郎に注目してくる。



「10歳だ」


と返すと、「あなたは10歳ですか?」




なんでやねん。

「犬が10歳で私はおばはんや。」





と返信。



すると彼は自分の愛犬の写真とともに

今まで飼っていた犬の話をしてきた。




あーホンマの犬好きか。

と、少し安心して少しメッセージの

やり取りを行った。




その日から度々、彼からのメッセージが

きた。


たわいも無い話ばかりやけど、

ロシアのウクライナ侵攻の話や

被爆国である日本の話などを

やり取りするうちに、

LINEを交換して欲しいと送ってきたから、


「Instagramのメッセージで充分、コミュニケーションとれるからええわ。」


と返した。



そこからは、彼は気にする様子もなく

またInstagramの

メッセージでやり取りをした。




そして、少し経った頃、

友達になりましょ。と彼のLINEの

QRコードを送ってきた。



ここまでのやり取りで、私は

「これが今流行りの国際ロマンス詐欺やな」

と確信すると共に遊び心が疼き出したニヒヒ




そこで実際にLINEアカウントを

知られた時の被害はあるのか。

など。調べまくった。



でも、LINEアカウントを交換しただけでの

被害は無いようだと腹を括って

友達になったのだ。






ちょっと調べれば出てくる出てくる

国際ロマンス詐欺の情報。

以下の項目はテンプレートの様だ。


・設定が医者、軍人、経営者

右矢印彼は経営者だった。


・保護犬や孤児院での慈善活動

右矢印彼は両方の施設で活動してる写真を

    送ってくる。


・英語でのやり取りをしない

右矢印英語の勉強になるから英語でメッセージくれと言うても日本語(翻訳ソフト使ってると見え見えの時に支離滅裂)を貫く


・仮想通貨の話をする

右矢印会話の中でサラっと織り交ぜてくる。




ビンゴやんニヒヒ飛び出すハート

これは楽しみができたびっくりマーク


一つだけ当てはまらないとしたら…

ハンサムでは無い事だったむかつき


でも、そこから楽しい攻防が始まった

私の最終目的は、

どのように金銭を要求してくるのかを

知ることだった。



続く。