その日から彼は、
それはそれはマメに私に
美しいシンガポールの写真や動画とともに
メッセージをくれた。
※俺の方がイケメンだぜ。
彼の犬やその日の仕事の細やかな内容を
読んでるいるうちに私は彼の事が好きに…
なるかーーい
まず、おかしいと思ったのは
(最初から信じてないけど)
インスタのメッセージで
聞いていた彼の犬の名前が変わっている。
名前の由来までご丁寧に
教えてくれていたのに…
あれあなたの犬名前違うくね
って送ったら
彼は僕の友人の名前から取ったから
友人に知られたら殴られる。
だから名前を変えた。
との事。
んな訳あるかーい
と、ツッコミたかったがそこはグッと
我慢⁝( `ᾥ´ )⁝
あなたは記憶力がいいですね。と
褒め言葉まで添えられて。
そして、彼はいつも食べた豪華な食事の
写真を送ってくれた。
「ちびたまやたは何を食べましたか」
と聞いて来るのが決まりだ。
で、このフレーズも、注目するところなのだ。
国際ロマンス詐欺師の事を調べると
出てくるのだが、
挨拶がわりに食事の話をするのは
中国人の習慣である事が分かった。
確かに彼はシンガポールに住んでいるのかも
しれないが中華系だ。
ま、そのこと自体はなんの不思議もない。
何せシンガポール人は中華系が75%を
占めるそうだ。
私は生きてきて今までシンガポールに
興味を持った事も無いし
こんなに調べた事も無いので
良い勉強になった
そんなこんなで、普通の会話を
続けていたが、
ある日、いつものように食事の内容を
聞かれたので
仕事から帰って遅い時間に飲んでた
ストロングゼロとキムチを写メして
送った。
そしたら、
一緒に飲んでもいいですか
ときたもんだ。
そして一緒に酔って大胆な事をしたい
と。
What
なにすんねんな。
と聞いたところ、
抱きしめたい。だと。
やれるもんならやってみな
まぁ、この日から甘いメッセージと
私を気遣うジェントルマンへと
だんだん変化していくのだった
もぉ照れちゃう
笑
つづく。