予報では東南東の風2m後東の風1m、北風1mという具合に徐々に収まる予報。
現地に着いてみると西寄りのやや強い風が吹いており少し風波が立っているが、濁りはそこまで酷くない。ただ山側に太陽が隠れる程度の厚い雲が出ていてポツポツ雨を降らせ、東の空には虹も出ている。
虹写ってないがw
釣り場は空いていていつもの場所で釣り開始。
初めは横風が強く、スピンビームTGでも着底が分かりづらかったが、30分ほどすると予報通り風が止んでくる。が、それと同じくらいに厚い雲が近付いてきて辺りがやや暗くなり小雨がパラつきだす。
風は止んできたので、ジャークスライダーの40gピンクメッキに変え、潮目付近に数投してるとリフト後のフォールで着底付近に何かがコツコツ当たる。
そしてまた投げようとすると、なんかロッドを持つ右手、リールシート辺りがチクチクする気がする。気のせいか？と思うがやっぱりチクチクする。
そういえばさっき遠くの方で空がゴロゴロいってた気がしないでも無い。この天候と言いまさか……と思い恐る恐る加減しながらキャスト！
ヒビリながらのキャストですぐに右手を離してしまいます。このヘンの記憶が曖昧ですが、ルアーが着水してから右手を添えてリールを巻いてこの時は確か大丈夫だったような。
そして次のキャストの時だったと思います。フルキャストした瞬間ロッドからバチバチバチバチという音と共にロッドを握ってる両手に強烈な静電気が流れます
特にリールシートを握ってた右手が酷かった…右手を離しても左手がバチバチ左手を離しても右手がバチバチ両手で持つともはや電流
ルアーが飛行中ラインが放出されてる間何をやってもバチバチバチしかも持ってれば持ってるほどその電力は強くなっていき、ロッドと手の間から火花まで散る始末
限界まで持ってましたが、音と火花が尋常じゃなく電流の痺れが手だけで無く、肘の下辺りまで伝わってきたので流石に危険を感じてロッドを手放して落としてしまいました。その時！運悪く浜からコンニチワした岩にティップ部がぶつかってしまい、乾いた軽い音と共にいとも簡単に折れてしまいました(;ﾟдﾟ)
しかも二箇所(´`:)折れた部分近くのガイドは一つは折れ曲がり、もう一つは完全に歪んでしまい中のトルザイトリングが抜け落ちてしまってました。トップガイドに関しては折れた先端部と共に紛失。この前買って巻いたばっかのウルトラジグマンWX8
もロッドが折れた部分のササクレで切れたのか一気に100m近くロスト。当然下付けとトブ漬けを繰り返し、結構苦労して作った自作アシストフック付の愛着ある1500円の高い（買ったの300円だがw)ジグ ジャークスライダーもロスト。
不幸中の幸いなのか分からないが、バット側が落ちた場所が濡れた砂浜だったのでリール内に砂が入ったり他に大きな傷が入ったりと言うのは今日見る限り無かったのですが、お気に入りの高価な愛竿だったので相当堪えました(´`:)
7～8年前に、横浜で夜シーバス釣りをやって上がるときに「何か手がモゾモゾするなぁ？」と思い、手を見るとフナムシが付いていてギャ～
とびっくりしてタックルをアスファルトに思いっきり落としリールをおシャカにするという間抜けな事はやったことは有りますが、今まで約10年ルアー釣りやってきて竿折ったのは今回初めてでした。それがよりによって今まで買った中で一番高額な（実売)竿(´`:)フナムシの時は確かロッドはダイワのラテオだったが何とも有りませんでした。
今回も正直岩に当たったとは言え、腰くらいの高さから落とした位でこんな簡単に折れるとは思わなかったのでびっくりでしたが、ガイドの曲がり具合を見ると今日は合わせてるリールが重かった（ツインパワーSW5000)のと、静電気の強烈さのあまりびっくりして若干放り投げる形になってしまった事が重なり、ティップ部にかなり負担が掛かってしまったのかもしれません。
それと、ことの発端ロッドの静電気現象ですが、自分は過去にも2～3回程経験がありましたがロッドを持ってられないほど強烈なのは初めてでした。
この現象は近くに雷雲が発生していたり、雷が落ちやすい状態の時に起こりやすいようです。空気が乾燥している時に起こりやすいという訳でも無く、過去自分が経験したのはいずれも今の時期（梅雨前後)の夕方から夜にかけてで、いずれも天候が不安定で雷が落ちないまでも近くに雷雲や雨雲が発生している時でした。
どうやらロッドを振る際にカーボンが大気中の静電気を拾ってしまうのが原因みたいで、ロッドが長ければ長い程大量の電気を拾ってしまうみたいです。ただ、過去に自分が経験したのはいずれも日が落ちて暗くなってる時だったので今日は「違うだろう」と少々油断していました。
この現象は近くに雷が落ちる前兆でもあるみたいなので結構本気で気を付けた方がいいです。今日は釣り場が空いていて、一番近い人でも300mは離れていたので他の人はどうか分かりませんが、自分が上がる時も結構皆普通に竿を振っていたので、あの浜でもあの現象にあったのは自分だけだったかも分かりません。確かに雲の位置は自分が一番近かったかもしれないし、自分は結構冬とかも静電気を溜めやすい体質なのでそれも関係あるかもしれません。
いずれにしても夕マズメ少しトラウマになりました^^;強烈過ぎて(;ﾟдﾟ)
結局正味一時間程度しか竿を振らず、使ったルアーも3つだけ。海は風も止み、適度にザワつき潮目もありとても良い感じでこれからという時でしたが、静電気現象が恐すぎてキャストも出来ないし、何よりロッドも心も折れてしまい泣く泣く釣り場を後にしました。
帰り際天気予報見てみると
西湘エリア近辺に雷注意報出てました。先に見ろって話ですね^^;
帰宅してもう俺はサバとは縁が無かったのかな～と思いながらテレビ付けると…
付けた瞬間サバの番組w
今日は本当に踏んだり蹴ったりな一日でした。今までで一番悲しい釣行だったかも
まぁ身体が無事だっただけよかったと思うことにします。皆様も雷にはくれぐれもご注意下さい。