ロッド考案2 北西スペシャル&SWELLスペシャル ※長文 | MYLAW☆MYROAD

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独り言ブログ

需要あるか分かんないけど、北西スペシャルを手放す前に二つを比較して、少し写真に収めておいたので、アップしたいと思います。

そもそも自分は、あまり爆風の中ヒラスズキはやらないのに爆風仕様のヒラスズキロッドを北西スペシャルとストームミリアー116/10の二つも持っていました^^;完全に宝の持ち腐れですね。
北西スペシャルを当時購入したのは衝動買いに近く、 自分の中では爆風仕様のヒラスズキロッドは、より張りの強いストームミリアーに任せるとして、爆風ヒラスズキ自体あまりやらないのに似たコンセプトのロッドを二つも持っていても持てあますので北西スペシャルとウネリスペシャルを買い換えました。

そこで比較

まずはグリップ近辺からですが、右が北西スペシャル、左がウネリスペシャル、後ろが風呂桶。風呂桶は気にしないでください。
見れば分かると思いますが、両方とも11ftですがグリップ全長はウネリスペシャルの方が3cm程短くなってます。その分ウネリスペシャルの方がリール位置の調整可動域が狭くなっています。グリップ全長が短い分何にも固定されていないフレキシブルなブランク部はウネリスペシャルの方が広いです。単純に考えるとこれにより、よりブランクの性能が生かされ、またロッドは曲がりやすくなると思われます。
それと、ブランクス自体が若干細いのであれですがグリップ中央部もウネリスペシャルの方が細くシャープになっています。グリップエンド部の太さは確かほぼ同じ。
後は金具の装飾がシルバー系?→ブラック地にシルバーのネーム入りになっています。



バット部は北西スペシャルの方がやや太め。





バットガイドは北西スペシャルがチタンKの#30でウネリスペシャルはサイズは分かりませんが、北西スペシャルよりだいぶ小さめで高さも低い。何ガイドか分かりませんが、多分逆付けにしてるかと思います。
余談ですが、ネッサ1100MMHはバットガイドがチタンKの#25でバット側から3つまでダブルフットガイドでした。因みに確かシングルラッピング。

また、ここでもガイドフット全長がウネリスペシャルの方が短く、スレッドや装飾も必要最低限になってるように思います。ガイドフット及びスレッドに固定されているブランク部が、北西スペシャルより バットガイドだけでも4~5cmは短いので、やはりロッドは曲がりやすくなると思われます。
バットガイドに限らず全てのガイドにおいて、スレッド&エポキシ樹脂で固定されている範囲が北西スペシャルより狭くなっています。最長で4~5cmほど、短くても5mmほど差があります。
ダブルスレッドの下巻きや、シルバーの装飾スレッドも必要最低限になっており、全て北西スペシャルよりシンプルに短くなっています。ガイドの形状やサイズの関係もあるのかも知れませんが、同じブランクを使ったとしても、これだけ可動域に差があれば違う調子になり、やはり曲がりやすい方の柔らかい調子になるかと思われます。基本的にはダブルフットガイドは頑丈ですがブランクの性能をある意味殺してしまい、ロッドとしては固くなるようです。




続いてジョイントの補強部は、ウネリスペシャルの方が3mm前後長くなっています。



ですが、印籠部の芯に関してはウネリスペシャルの方が1cm前後?短くなってます。
これは推測ですが、ロッドを繋いだ状態で印籠の芯が入ってる部分は上下共にベンドしないので当然固くなります。短くして、芯が入ってる箇所を短くすることによってまた、更にブランクが曲がりやすくなっているんでは無いか?と思います。北西スペシャルの方が若干ですが、ジョイントも深くまで入った気がします。
ただ、個人的にはこのティップ側のセクションはジョイント部からガイドまで近いのでジョイントを抜く時に握りずらく、握る位置を気を付けて抜かないとガイドを曲げてしまう恐れがあると思います。

ベリー部の太さは殆ど変わらず、若干北西スペシャルの方が太いかなという程度です。









ティップに関しては写真では分かりずらいですが、ウネリスペシャルの方が若干太いです。

ただ、太くはありますが北西スペシャルも穂先は柔らかかったが、ウネリスペシャルはそれよりも柔らかいです。
トップガイドは形状も違います。北西スペシャルはFトップの#8。それだけは何故か覚えてます(笑)


見た目で分かる違いは以上です。
テーパーは一応北西スペシャルがファストテーパーで、ウネリスペシャルの方がテーパーが緩く肉厚でレギュラーファストテーパーとなってますが、北西スペシャルもファストテーパーの割には深めに曲がるので、天井に当てた程度の感覚では「若干ウネリスペシャルの方が深く曲がりやすいかな?」程度でテーパーの違いはそこまで大きく感じませんでした。
10f以上の長さで胴が柔らか過ぎると結構ブレる為かも知れませんが、やはりウネリスペシャルも胴はかなりしっかりしています。ルアー キャパMAXは同じミッドナイトモンスター 99よりも太くしっかりしてました。

穂先は柔らかいですが、やはり高弾性で張りがあるので北西スペシャルとルアー キャパMAX10gも差が出るほど柔らかい竿には思えませんでした。まぁ個人的には前にも書いたけど北西スペシャルはMAX50g程で、ジグであっても55gは厳しいと感じましたが。

あと、自重は北西スペシャル249gでウネリスペシャルが193gでしたが、リールを付けずにロッドだけ持った状態に限って言えば北西スペシャルの方がバット&グリップ部にウェイトが集中してる感じでバランスが良く、先重り感はウネリスペシャルの方が感じました。リールはまだ付けて試してないので分かりません。


Gクラフトのロッドは名前や黒一色のハードコアな見た目やイメージに反して、意外に穂先は柔らかいモデルが多く、高反発ながらもちゃんと曲がる竿が多いです。個人的にはキャストもしやすく、メーカーに質問しても丁寧に答えてくれるので、大変気に入ってるメーカーの一つでウネリスペシャルも当然気になり気に入ったから購入したのですが、一点だけ残念な点が…。




写真だと気づかない人も居るかと思われる位僅かではあるのですが、ガイドが曲がって付いてました(‥;)
場所はティップセクションの下から二番目。実物見ると、よく見ればすぐ分かる位は曲がってます。横方向にも少しだけズレているのですが、それよりガイドを上に向けて見た時に反時計回り方向へのズレが気になります。








以前はあまりこういうの気にしなかったし、イチイチチェックもしなかったのですが、買う竿が3万超えるようになってから気にするようになってしまいました。
ガイド曲がりはダブルフットガイドでは殆ど見られず、外国生産の安いメバルロッドやライトエギングロッドの小型シングルフットガイドを多用してるロッドなんかには割と良く見られるんですが、まさかGクラであると思わなかった^^;
今回はたまたま写真取ったりしてた時に気付きました。後日釣具屋に行く用があり、その時ついでに置いてあるウネリスペシャルやミッドナイトモンスターのガイドを見てみたのですが、やっぱりモノによっては同じように斜めになって付いてるモノもありました。完全に個体差のようです。

いつもだったら自分の場合、正直5万以上出して個体差はあり得ないと思ってるので、すぐ交換して貰っちゃうのですが、今回はこの前丁寧に回答してもらったメーカーにこの程度でクレームを入れる気にはなれなかったのと、交換してもらうとなると送り返して検品してもらったり色々と時間と手間が掛かる上に交換後の個体も曲がって付いてる事もあるのでこのまま使うことにしました。
まぁ自分がどちらかというと神経質で完璧主義な面倒くさい性格なんで、普通の人ならあまり気にしないだろうし、常時手に持ってる以上ロッドが静止することは有り得ないので、この程度のズレは使用上問題はほぼ無いかと思います。ただ、6万以上出してるので正直少し残念ではありました(^_^;)



レビュー関係は以上。

明日は多分実際に浜で振ってくるので、自分なりに使いやすくする為少し手を加えました。

フックキーパーを付け、Gクラフトのロッドではいつもやってることですが、ゼナックのシリコンチューブ付けてアップロック状態にしてます。この状態でいつも使ってますが、下をしっかり締めれば上は締めなくてもほぼ緩みません。

そして握りに特に力の入るグリップエンドのみラバーグリップ巻いてます。
このラバーグリップは700円程で濡れても滑りにくくなるし、割と厚いので握りやすくなって重宝してるのですが、ピッタリになるまでしっかり縮めないとキャスト時に力の入る場所なんかはズレてしまいます。
それと、かなり高温で暖めないと完全に縮んでくれません。それこそ本当火傷するくらいの高温です。自分はグリップ全部に巻くと、熱でブランクを痛めそうな気がするので一番影響の少なさそうで尚且つ一番必要なグリップエンドのみに巻いてます。
コンロ等の炎で直接暖めるのが一番早くて楽ですが、自分は上記の理由でヒーターの温風を近くで当ててユックリ縮め、端の方はタバコの熱で仕上げました(笑)まぁどちらにしても相当熱くなりますのでやる方は気を付けて下さい。


以上、実使用前のウネリスペシャルを触ってみた個人的な感想でした。ちょいちょいウンチクや能書き挟みましたが悪しからず。
誰かしらのロッド購入の参考になれば幸いです。明日は初っ端から折らないように気を付けながら釣行する予定です(笑)