本日のTシャツは、2020アナーバーGoddess RunのTシャツ。
ミシガン州アナーバー市訪問中、昨日書いたパイ・ランを走って、ゴールで顔でパイを受け止めて「これで拭って下さい」と手渡されたもの。
サイズもちょうどピッタリで、顔を拭ったクリームも洗濯して綺麗に落ちた。着心地も良く、活用でき、貰えたのが嬉しい。
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アナーバー旅行の日程を決めた後、自分の滞在中に、シンタ・カルテットがミシガン大学のバンドコンサートにゲスト出演すると知った。
ミシガン大学のサクソフォンスタジオは現在マカリスター教授が教鞭をとっているが、その前はアメリカのサクソフォン界に貢献してきたレジェンド、ドナルド・シンタ名誉教授が教授だった。シンタ氏が引退される前、最後の彼の生徒たちで結成されたのがシンタ・カルテット。
メンバーはもちろん全員ミシガン大学出身なのだが、アルトサックスを担当するザックは、その後博士課程でイーストマン音楽校に進み、息子と同時期にイーストマンに在籍。コンサートを観にイーストマンに出かけた際に、お話する機会もあった。とても人当たりの良いナイスガイ。
シンタ・カルテットの結成10年、母校に戻ってきた現在の生徒たちによる吹奏楽と共演。これは観に行かねば。
この場にいて、この生演奏が観れて、幸せ。
このほか、コンサートでは、コロナでなくなった人々、ロシア侵攻下のウクライナ市民を思い、「次の2曲の演奏の間、1曲目のあとは拍手をしないでください。沈黙の時間(黙とう?)をとります」と。
こうしてコンサートで音楽を楽しんでいるのは、平和でありがたいことだとつくづく思う。
コンサート後は素晴らしい演奏に興奮冷めやらぬまま、息子の元スタジオメイトのザックや息子の元教授マカリスター氏と言葉を交わし、記念に写真も。
(シンタカルテットのザックとマカリスター教授)
現ミシガンサックススタジオの生徒たちは、コンサートに先立ちシンタ・カルテットからマスタークラスで手ほどきも受けている。
先輩たちが母校に戻って後輩たちを指導。そんな姿の一端を垣間見れて良かった。
(シンタカルテットと現スタジオ生徒たちの集合写真を撮る教授)
息子は昨年このサクソフォンスタジオ修士課程を卒業し、現在はこのスタジオの生徒ではない。彼は現在、ここミシガン大学で作曲の修士課程在学中。このコンサートも、作曲スタジオのコンサートのリハーサルが重なっており、観に来られなかった。
サクソフォン生徒たちが集まる中に息子が来られないのは残念ではあるが、彼自身は、作曲クラスのコンサートの最後の仕上げに目を輝かせて全力を注いでいる。
シンタ・カルテットも息子も、そして現在のスタジオ生徒たちもそれぞれの学位を終えるとスタジオを巣立っていく。
同じ場所で同じ時間、切磋琢磨し、それぞれの道を歩んでいく音楽家(もしくは音楽家の卵)たち。その人生にエールを贈る。