ニューヨークでオペラ公演を行っている、メトロポリタン・オペラ。
世界でも名だたるこのオペラハウスの公演が、シーズンに何度かライブ配信で、映画館で観られる「メットオペラHD」。
世界中で、まさに今ニューヨークで行われている舞台が大画面で見られるのだ。
このライブ配信があることに私が気が付いたのは、4年前の事。
オペラがどんなものか興味はありつつ、何かと敷居が高い。
そんな時に知ったこのライブ配信で、初めて観たのが「アイーダ」。
「時間も長いし、もし面白くなかったら途中で帰るね」と言って出かけたのだが、ハマった。
それ以来、予定が合えば必ず出かける。
今日は今シーズン3本目のライブ配信。演目はトラディショナルな、ヴェルディの「リゴレット」
「リゴレット」は、数年前にオースティン・オペラの、生の舞台を観に行っている。楽しめるオペラだ。
(舞台開始まであと1分。開始の5分前から、現地の客席の様子が映し出されるのと共に、カウントダウンが始まる)
映画館の入りは3分の1から半分埋まっているというところだろうか。
観客は圧倒的に年配の方が多い。私がもしかすると一番若いかもと思える年齢層。
コロナ渦、映画館はマスク着用なのだが、あちこちから咳が聞こえる。大丈夫か?
リクライニングの座席で、ゆったり気楽に鑑賞するメトロポリタン・オペラ。
今回のリゴレットは新しいプロダクションで、舞台のセットデザインがシンプルながら美しい。
インターミッション中、セットデザイナーのインタビューも放映され、どのようにインスピレーションをセットに仕上げていったのか等、興味深い。
こういうインタビューが見られるのも、このライブ配信のメリット。舞台の裏話、豆知識が得られて、嬉しい。
あ~良かった。面白かった。
いつかニューヨークへ行き、メトロポリタン・オペラを、現地のオペラハウスで生で観たい。私の「バケットリスト」の一つ。