
本日のpatchは、マーチングバンドコンテスト、バンド・オブ・アメリカの昨年2013年スーパー・リージョンpatch。
今年度最初のマーチングコンテスト。
バンド・オブ・アメリカのリージョンコンテスト。
9月下旬のこのリージョンコンテストの時期、まだマーチングのショーが完全に仕上がっていない学校も少なくない。
息子たちのショーも、5楽章ある中の4楽章までしか至っておらず、ビジュアル効果の大道具等もまだ完成に程遠い状態。
未完成状態でもベストを尽くせば、決勝ラウンドにはなんとか滑り込めるのではないかという予測。
バンドの付き添い、機材運搬係りとしてバンドに同行。
生徒たちのリハが終わり次第、トラックに大物楽器や大道具を詰め込むのでスタンバイしながら、大会前最後のリハをしばし見学。

そして、いざコンテストに出陣。
バスに備え付けられた「救急時お掃除キット」の箱を眺めながら、生徒たちが無事1日過ごせることを願う。

会場到着後は、機材の搬出。

生徒たちがウォーミングアップする横で、すでにショー開始のスタンバイ。
今回の私の役目は、↓この写真右下の緑のパネルをフィールドにセッテイングする係。

各バンドのショーの持ち時間は決められており、こういった大道具やマリンバ等の大きな楽器をフィールドにセッテイングするのや、ショーが終わったあとにフィールドから出すのを迅速に行わねばならない。
完全にフィールドから退出する時間がオーバーすると減点になるのだ。
というわけで、緑のパネル(実際は風景のイラストが描かれる大道具なのだがまだ未完成)を搬入、搬出を急いで行うため、ショーの間は、フィールドの端にてスタンバイ。
フィールド上にいると、マーチングのショーの全体像が全く見えない。

しかも、私のいる側には息子たちサックスは来ない。

出来がどうだったのかは判断がつかないが、当の生徒たちのコメントがどうもいまいち。
演奏の出来が満足でなかったようなコメントが耳に入ってくる。
予選ラウンドのショーが終わり、夕方のディナーまでフリーかと思いきや、突然予定変更でディナーが2時間早まった。

生徒たちをバスに乗せ、点呼し、ディナーへGO!
というところ、6台のバスのうち私の担当バスだけ運転手が行方不明。
予定変更など知らず、どこかへ行ってしまっている模様。
結局、先に出発した5台のうち1台が目的地で生徒を降ろしてUターンし戻って来るまで、私のバスだけ待機。
その間、エアコンも効かないバスの中で、36名の高校生はグチひとつ言わず談笑しながら待つ。
この学校の子達、しつけがちゃんとできているわ、とちょっと感動。


ディナーから会場に戻り、予選の結果発表に臨む。
決勝ラウンドに進出するのは10校。
なんとかぎりぎり滑り込みできるかと思ったが、残念ながら進出ならず。
決勝進出で夜中の帰宅を覚悟してきたのが、肩すかしでここで岐路に着くことになった。
決勝にそなえてまだトラックに搬入していなかった大道具などが詰め込まれるのを待つ間の生徒たち。
バスが隣同士になっていた他校の生徒との交流が始まる。

予選敗退のこちらに対し、隣に陣取った他校(常にレベルが高い強豪校)は決勝進出。
コンテストで競う相手ではあっても、気持ちは同じバンド仲間ということだろう。
戦いを離れ肩を組んで交流する姿は、さわやかな高校生の青春。
決勝進出を逃したのは残念だが、まだコンテストは続く。
ドンマイ!
