
本日のpatchは、フロリダのJ・N・"ディン"・ダーリン国立野生生物保護区のpatch。
ハーブ柄プリントのキャンパス地で、ミニ・トートバッグ作成。

生地が厚いので、自立で形が保てる。
ハーブ柄部分は、ポケットになっていて、6つのポケットがぐるりと外についている形になる。
そのポケットには、種のパケットや何を植えたのかを示すスティックなどの小物、本体はガーデニング用のツールを入れる用途をイメージして作った。

・・・と言いながら、この夏のガーデニングはお休みした。
最大の理由は、毎年夏になると水不足で水の使用宣言が発令され、庭の芝のスプリンクラーですら週に1日しか使用許可が出ない中、毎日2度、たっぷりと水を撒くのが気が引けたこと。
(がしかし、皮肉な事に、今年は雨が多く、水の使用制限が出なかった。)
2番目の理由が、野生動物や虫たちとの闘い。
庭で野菜ガーデニングする目的の一つが無農薬野菜。虫除けなどもガーデニング店で買ってきたものを使えば良いとしてしまえば意味がない。
せっかく育てた野菜が、収穫時には誰かに先に食べられていたりするとガッカリ。
その戦いにやや疲れた。
3番目の理由は、野外作業での蚊対策や紫外線等。
今まであまり気にしていなかったウエストナイル等が、何故か今年は気がかりになった。
などなどと、様々な理由が並び、今年の夏はガーデニングをお休みしたのだが、あけてみると、予定外に夫の実家に滞在することになり家を未定期間で空けることになった。
ただの偶然。
だがまるで「今年は種を撒いても世話ができなくなるよ」と、自分でも気がついていないお告げ的なものがあったのではないかと、ふと思ったりする。
そんな事を思っていて、昔母がつぶやいた言葉を思い出した。
祖母が他界した後、母がつぶやいた。「どうりで今年は梅が漬からなかった。」
毎年、梅の季節に梅酒だか梅干だかを手作りしていた母。その年だけ、梅が青いままで漬からなかったのだという。
梅干にまつわる迷信で「梅干つくりを失敗する年は家に不幸がある」と言われているらしい。
迷信といえど、これは頷ける部分はある。
毎年同じように漬けているのにその年だけ失敗、というのは、気候などの条件がその年は何かしらいつもと違った。それは梅にも人間にも優しくなかったのではないか。
「梅が漬からないと不幸が起きるのから、心して梅を漬けよ」ではなく、「梅が漬からないような年は健康に更に気をつけよ」というのがその迷信の趣旨なのではないか。
夏ガーデニングをしなかった今年の庭。
そんなテキサスの庭を眺めながら、日本の梅干迷信を思い出す。
ま、私のガーデニングの場合、単にお休みしたかっただけに違いないと言えるのだけど。