
本日のpatchは、ボーイスカウトのスタンフォード・カウンシル、レッドウッド・トレイルのキャンプpatch。
ジャガイモの皮を剥いていたら、スマイルされちゃった。

小さな癒し。
さて、この上の写真に写っている茶色い木の皮剥き。
見ての通り、本体の塗装が剥がれてきて見た目がみすぼらしい。
それもそのはずで、14年前にアメリカに引っ越してきたときに、それまで日本で使っていたものを持ってきたもの。
15年以上は使っていることになる。
実際、皮むきの金属の部分の取り付け部分が甘くなってきたように感じたのと、見た目が古ぼけているのとで買い替えすることにし、新しいものを何年も前に購入した。
新しくアメリカで購入した皮剥き、これが使いにくい。
結局、新しいものがあっても、ついこの古ぼけた方を使ってしまう。
ある時、日本人の方が我が家のキッチンで皮剥きを手伝ってくださった際に、その理由に気がついた。
「あら、この皮剥き使いやすい。どこで買ったの?」
「あ、それ日本使っていたのを引越しでも持ってきたヤツ。」
「やっぱり!手にしっくりくるし、自分に向かって引く形で剥くから使いやすいのよね。」
そういう事か!
確かに、アメリカで買った新しい方は、体から外側に向かって腕を動かして皮を剥くようになっている。
「引き」で剥くか「押し」で剥くか、大きな違いなのに、私の中では、漠然と「使いにくいな」で終わっていたのだ。
そういえばノコギリがそうなのだ。
日本はノコギリを引いて切るのに対し、アメリカは押して切るのだ。
ノコギリがそうなら、キッチンの皮むきだって同じく「引き」と「押し」の違いがあっても不思議ではない。
そういうわけで、日本から持ってきた年季の入った古ぼけた皮向きは、我が家のキッチンで今も現役。
モダンなデザインのアメリカ製品は、ずっと戸棚の中でスタンばったままでいる。
「引き」の日本、「押し」のアメリカ。
そういう違いだと気がつかないまでも、日本式が断然使い勝手が良い。
日本人のDNAがそうさせるのだろうか。