
本日のpatchも、サッカーW杯開催中という事でサッカーもの、ロウワーメリオン・サッカークラブのpatch。
サッカーのTV応援鑑賞会に見えるこの写真、

サッカーの鑑賞会ではなく、義両親が経営していた会社が開催してくれた「義母を偲ぶ会」。
たまたま、TVの設置された場所に、この会社での思い出写真の展示が置かれていて、人々が集まって写真を眺める姿が、サッカー観戦会に見えるだけ。

義両親は、共に学校で教鞭をとったあと、義父の父が経営していたイベント設営会社を引き継いだ。
地元はもとより、全米各地で行われるイベントの設営を請け負い、自らあちこちを飛び回りながら、社員とともに現場を仕切ってきた。
リタイアする際には、会社の経営権を社員の持ち株制度にして会社を社員たちに委ねた。
義両親の下で働いてきた現社長が、今日の会を開催し、現社員にみならず、昔の社員たちにも声をかけてくださったおかげで、義父や夫にとって、懐かしい顔も多く集まり、昔話や現況を語る楽しい会になった。
なにより、昔の社員の方々が、いかに義両親のもとで社会人として学ぶものが多かったかなどを語り、感謝を述べられるのには、義父にとって意義が大きかった。
「自分がしてきた仕事で、あれほどみんなに喜ばれていたとは思いもしなかった」
それは自分が良い仕事をしてきたと同時に、義母も良い仕事をしてきたことの再確認に他ならない。
懐かしい顔、懐かしい話。
そして言葉にして語られる感謝。
有意義だった義母の人生を再確認し、少しは悲しさが薄らいだかもしれない。
開催してくださった現社長さんに感謝。