
本日のpatchは、女子ボーリング協会1992-93年チャンピオンpatch。
ピンクやパープルの水玉が散りばめられて、女子っぽい。
高校ダンスのショーを観に出かけた。

「娘」という存在がなく、女子の姿というものすら見慣れていない私。
普段見慣れた野郎どもに比べ、高校女子のなんと美しくまぶしい事か。
それよりまず、ショーが始まる前、観客席の座席についた時から違いを感じる。
ここ高校のコンサートホールを訪れるのは、大体が息子たちバンドの演奏会だ。
そのいつものバンドのコンサートに比べ、どうも観客である親の洗練度が違うような気がする。
なんだか観客席の人々も、綺麗に思えるのだ。例えば、ブロンド率が高いように思えるとか。
更に、ホール内になんとも良い香りが漂う。
観客の香水使用率が高いのだろうか?いや、花束?
そう、花束を抱えた観客が少なくない。
バンドのコンサートでは見ない光景。
そして始まったショーも、どこか格調高い。
というか、こういうダンスのショーというのを見るのは、私には多分始めて。
高校ダンス女子、美しい。
と、そのような初めてのショーを見に来ているのも、個人的目的は「野郎ども」。
ダンスのショーの幕間の余興とでも言うところだろうか、ダンスの演目の合間に、息子たち学校ジャズバンドが1曲ステージで演奏するのだ。
ジャズバンドでの登場ではあるが、ジャズの生徒が全部揃ったビッグバンドでの参加ではない。

メンバーたちで話し合い、リズムセクションに、トランペットとトロンボーンとサックスは2名づつという編成に。
偶然なのか、リズムセクションはみんな12年生、ホーンセクションはみんな11年生。
演目もメンバーで話し合い、息子が提案した曲を演奏することになったという。

演奏は悪くないが、なんだかソロの移動がギクシャクに見える。
「あ、まだ入るとこじゃなかったか」「あ、もう終わりか?」ドラムの煽るような合図に、どうもホーン隊の子達はそのような表情に見える。

終了後聞いたところ、どうやら打ち合わせどおりにはいかず、リズムセクションが打ち合わせより長くソロを取り、その後にやってくるホーンセクションのソロがどこで入りどこで終わるのかわからなくなったのだという。
なんとなく笑える。
12年生に混乱させられる11年生たち。
ジャズなのだから、そういう急な変更にも柔軟に対処して演奏できるようじゃなくては、ね。
なんとなく卒業して行く最上級生からの「頑張って精進し続けろよ」のメッセージのようにも思える。
ジャズバンドの演奏も幕間の余興だが、毎年幕間を勤める別の伝統。
男子12年生から選ばれた、男子即席ダンサーたちによるダンスショー。

アメフト選手等、体育会系男子によるダンス。
これが、ジャンプ力や柔軟性が生かされて、なかなかのもの。
笑いを呼ぶ余興の幕間ではあるが、おちゃらけないで堂々と見事に踊って見せる姿が、大ウケ。楽しい。
(これは3年前のもの。こんな感じ)
ところで、花束を抱えた観客の多さの謎が、わかった。
休憩時間にロビーに出たところ、ロビーで花束の注文を受け付けていたのだ。
「娘さんの晴れの舞台を花束で祝福してあげましょう」というところか。
こういうのも始めて見た。
そうだなあ、いくらタキシードを着ていても、やっぱり野郎どもには花束じゃないよなあ。
それとも、花束貰ったら喜ぶだろうか、ウチの男子。
いや、ないな。
昨年のこの会場でのジャズコンサートのあと、仲間と打ち上げに向かう息子たちがここから嬉々として抱えて帰ったのは、ブラウニーだったもんなあ。
やっぱり男子は、花よりダンゴ、ってとこでしょうか。