
本日のpatchも、ソチオリンピックのノルディック複合やったね!記念で、蔵王スキー場のpatch。
オリンピック放送がリアルタイムで見られない。
こういう放送は、結果を知ってから録画放送で見ると面白さが半減するので興味がなくなる。
ライブ放送がありがたいのが、テクノロジーの進化。
今日は、運転中の車内にて、ライブコンサートの中継を堪能。
最近気になる新進気鋭の現代クラシック作曲家のジョン・マッケイ。
彼の新作「ワイン・ダーク・シー」が明日、初演奏される。
その「初演奏」を前に、今日はその初演奏の前の初演奏。
明日「初演奏」を披露するテキサス大学ウィンド・アンサンブルが、その前に本拠地テキサス大学にてコンサートを行うのだ。
このテキサス大学でのコンサートに出かけたかったが、息子の送迎の時間とぶつかった。
コンサートに行けない変わりに、ネットのストリーミングライブ放送での鑑賞。
運転しながら、真っ暗な闇夜を背景に聞くクラシックのライブコンサート。
それもオツなもの。
助手席の息子も「お、このパーカッションが?」「サックスが5人編成!」などと画面も見ながらコメントする。
さて、もともと無口な方なうえにティーンな息子。
あまり嬉々として親に話をする方ではないが、こういった興味のある事となると、会話がとどめなく続く。
そういう事もあって、私は現在テキサス大学の「ジャズをもっと楽しく聞くための講座」を受講中。
最初は私が「こんなアルバムも聴くと良いよ」と自分のジャズレコード棚から選んで息子にアドバイスなどしていたのが、今では専門用語が出てくる彼の話に私が「?」だったりして、「ああ、わからないだろうけど・・・」と話を折られる側になってしまったからだ。
息子の世界に寄り添い会話を増やそうという魂胆。
すでに「これ、解らないんだけど、どういうこと?」と講座の内容のフォローを質問すると丁寧に解説してもらえ、目論見は成功と言える。
そして先日。
シャツとネクタイの組み合わせに悩んでいた息子が助言を求めてきた。
手持ちのシャツとネクタイの中で、すでに候補は絞られている。
それらをいろいろと組み合わせて「これはダメ!これはまあまあかな?」などと意見を言い合う。

その中で、息子には私の基準が理解できないらしいことが起こった。
シャツを縦のストライプにしたい息子に「縦ストライプならレジメンタルのネクタイが合わないことも多いから」と、上の写真で言うと真中の2枚のうち、上は良しとして下はダメとコメントした事。
「なぜ、どちらも縦シマなのにシャツAにはレジメンタルOKで、シャツBにはレジメンタル合わないになるの?」
「縦シマと言っても、Aは同じ幅のストライプが色が変わっただけで連続しているでしょ」

(A)
「Bは色だけでなく、ストライプの幅も変化しながら連続しているでしょ」

(B)
「だから、パターンが違うからレジメンタルをあわせたときの見え方も違ってくるじゃない?」
「えっ???どういうこと?」
ストライプのパターンの違いの説明が、どうもうまく伝わらない。
そこで、ここぞとばかりに習いたての用語で彼の世界に寄り添ってみた。
「例えて言うと、シャツAのストライプはEven8th」

「シャツBのストライプはSwing Rhythmic Feel」

厳密に言えばちょっと違うのだけど、息子、「ああ、言いたい事はわかった」と微笑んだ。
ほらね、教養講座で学んだ知識が役に立つ事はちゃんとあるじゃない。
という小さな勝利感のあとの、オチ。
さんざんストライプシャツとネクタイの相性を協議したあと、息子が結局着て出かけたのは・・・
無地のシャツにレジメンタルのネクタイ。。。