先週の金曜は、大雨のため、アメフト試合は決行だったものの、バンドやチアリーダーは参加中止となった。
アウェイ試合で会場も遠いうえ、なにより息子のバンドが参加しないので、私も先週は観戦はお休み。
ということで、2週間ぶりのフライデー・ナイト・ライト。
会場に向かう車内から、きれいな虹。

虹のアーチを超えて、いざ、キックオフ!

虹が出ていたのは、今日も試合前に雨が降ったから。
それで、スタジアムの席もまだ濡れていたりする。
そういうのもどこか快適でなかったのかもしれない。

どうも試合観戦に気分が盛り上がらない。

いつもなら最後まで試合を楽しむのだけれど、今日は、ハーフタイムの息子たちのパフォーマンスを見たら「もういいかな」と言う気になった。

試合もリードを奪われたまま進んでいて、見ていて胃がいたくなりそうだし、今日は後半戦を見ずに、スタジアムの駐車場のラッシュを避ける意味でも、先に帰ろう。
そう決めて、スタジアムをあとにする。
そして駐車場にたどり着くと・・・車が見つからない。
「ここに停めたはず」という位置に、ない。
しばらく彷徨ったあと、やっと見つかった。
見つからなかったのもおかしくない。
私の車、出やすいようにバックでパーキングスロットに駐車した状態にしておいたのが、その私の車の前に、もう一列、あってはならない駐車列が出来ており、私のとめた列は、前後を車にはさまれた形、3列の中央になって隠れていたのだ。

おいおい、マジかよ~。
後ろの車は正規の駐車スポットだから良いのだが、前にも止められちゃ、車を出せない。
スタジアムに戻り、ガードマンに向かうと、同じ状態の人が他にもいて話しているところだった。
「ああ、そういう状況になっているの、かなりあるんですよね。」
どうしようもないじゃない、という態度のガードマンに、私ともう一人が詰め寄って、とにかく私たちの車を動かすには、この車が動かないとダメ、という車のナンバープレートを提示。
なんとか「ナンバープレートから車の所有者を探し、名前をアナウンスしてもらう」ことになった。
車に戻って待つしかないか・・・と待っていると、駐車場を巡回しているらしき警官が「どうかしましたか?」と声を掛けてきた。
その瞬間、気持ちがキレた。
「問題ありありですよ。これ、これらの車なんでこういう駐車ができるんですか!でられないじゃないですか!」
警官に向かって、かなり文句をしたためた。
「まあまあ、どうしようもないですからねえ。」と、ここでもまた「何もできない」様子な警官に詰め寄って、もういちどナンバープレート登録の照合を促してもらった。
その後去った警官が、また巡回で回ってきた際には、キレて文句をぶつけた事は謝った。
でも、そのくらい主張しないと、多分何もおこらなかった。
たまにはキレるくらい主張しても良いでしょ。
待つこと15分くらいたっただろうか。
アメフト試合の相手チームのオヤジ(ウチのチーム側駐車場ではあったけれど、アメフトのシーズン駐車パスがぶら下がっていたので相手チームだというのはわかった)が、ムッとした表情であらわれた。
自分が正しくない駐車をして私の車をブロックしていたくせに、「お前のせいで呼び出されたじゃないか!」といわんばかりに睨まれた。
なんでこうなんだろう。
自分が間違っているのに、恐縮するどころか、不愉快そうに睨むなどとは。
このオヤジには本当に腹がたった。
が、意外と怒りが薄れている。
怒りが薄れ、オヤジの睨み顔さてコミカルに笑い飛ばせそうにすら思えるのは、あの巡回の警官のおかげだ。
私がキレて、まくし立てるのをなだめるように聞いてくれた警官のおかげで、言いたい事は言ったとスッキリできたようなのだ。
キレた私の文句を聞いてくれたポリスマンの静かな対応のおかげで、かなり気分もおさまった。
すみませんでした。そしてありがとう。