背番号35番 | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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「本日のピニー」35枚目は、昨日に引き続き、ただの「35番」ピニー。


今週末は、息子のオール・ステート・バンドのコンサート。
そのコンサートに先だち、選ばれたメンバーたちはテキサス州のあちこちから今日会場(サンアントニオ)入り。
息子も今日は3時間目まで授業に出た後、バンドの先生に引率されて会場へ向かった。
今日から土曜のコンサートまで、3泊ホテルに宿泊で、リハに明け暮れることになる。

さて、息子がサックスを担当するようになって知ったことがある。
サックスは、他のブラスバンド楽器に比べて、「新しい(歴史が浅い)楽器」なのだそうだ。
そのためにサックス奏者のみが、例外となり不利感を感じることがある。

何が不利かというと・・・
例えば今回のオール・ステイトのバンド、テキサス全土から選ばれるメンバーの数は、バンド1つ分ではない。
初日の今日のオーディションで、第1と第2オーケストラ、第1と第2バンドという、4つのオケもしくはバンドに振り分けられることになる。
つまり、4つ構成する分の人数が選ばれてくる訳。
ただし、サックスを除いて。

何故「サックスを除いて」なのかというと、サックスはオーケストラの構成に含まれないので、
バンド2つ分の人数しかメンバー入りに選ばれないのだ。
単純に言うと、他の楽器の半分しかオールステート入りのチャンスがないことになる。
つまり、他の楽器より狭き門になるし、今日のオーディションで上位に入っても、サックスだけはソロが多いオーケストラを選択することは出来ないのだ。

そしてその理由が「サックスが新しい楽器」である事。
オーケストラで演奏されるほとんどのクラシック楽曲が、当時サックスがまだ存在しなかったため、サックスのパートなどなしに作曲されているからなのだ。

オーケストラにサックスが含まれないのがほとんどであることで、不利になるのは今回のオールステートのオーディションだけではない。
他の楽器は、バンドのオーディションのほかにオーケストラのオーディションにも参加できメンバー入りできたり、舞台オケが必要なショーに呼ばれて参加できたり、チャンスが倍増する。

残念だが、楽器の歴史がそうさせるのだ。

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さて、話をオール・ステート参加に戻すと、初日の今日はオケかバンドかの振り分けと席順を決めるオーディション。
オーケストラがないサックスは、他の楽器よりさっさとオーディションが終了したらしい。

結果などをテキストしてきた息子としばしテキストで会話したあと、電話がかかってきた。
親とかかわるのが他人に見られると恥ずかしいティーンなお年頃。多分、周りに人がいなくなったのを見計らって電話に切り替えたのであろう。
「トロンボーンのA君のオーディションが終わるの待ってる」という状態で、今日の出来事や様子等を話す。
その会話も話の途中で突然に「じゃ、またね!」と終わりを告げられた。
誰か知っている人が来たからあわてて親との会話を終えたのであろう。

待ち時間のヒマつぶしでも良い。
電話して来てくれて、様子がわかるのは嬉しい。
電話の会話が終わって時計を見たらびっくり。
41分も話していた。
息子と電話で話した最長記録なはず。

これも選ばれる数が少ないサックスのオーディションが、他の楽器より早くさっさと終わってしまったための時間つぶし。
だとしたら、今回は、サックスが少ない人数しか選ばれない事実は、私には利点だったのか。


BGM「2時間35分」RCサクセション
♪君と話した長い長い電話