ブラザーズ・ラクロス・アカデミー | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

今日もTシャツ@TEXAS-pinny22

本日のピニー22枚目は、ブラザーズ・ラクロス・アカデミーのピニー。
「ブラザーズ」である、パウエル兄弟の背番号が22。


私は料理を作るのが好きではない。

理由の一つが、「タイミング」だと思っている。
あまりテキパキと物事をこなせる方ではないので、料理のように「ココで**投入」などといったタイミングが苦手。
しかもタイミングを逃すと、焦がしたり、味が落ちたりするわけだから、どうも苦手意識が最初からあるのだ。

ドキュメンタリー映画「二郎は鮨の夢を見る」を観て、もう一つ、なぜ私が料理が好きではないのか気がついた。

この映画で、「タコを1時間マッサージする」と語られている。
タコをやわらかくし、更にうまみを出すために、調理前にタコを1時間マッサージ(揉む)するのだそうだ。

そこの部分で思った。
1時間マッサージしたタコ、食べられるのに要する時間数分。そして完全にそれはなくなってしまう。

多分、コレ。
どんなにすごいものが出来ても、それが存在するのはごく短時間。
テマヒマ掛けたものが一瞬で消えてしまう。
モノを保存したがるコレクター気質の私には、これが悲しいのだ。

「職人というのは、毎日毎日同じ作業を繰り返す。毎回向上を目指して。」
そういう職人気質というのは好きではあるが、毎日毎日、極上のスシを作っては消費されていくより、例えば毎日キャンパスに向かう画家(作品は残る)とか、例えばカバンを作り続ける一澤帆布吉田鞄の職人とか、そういう方がやりがいがありそうに自分では思えて仕方ない。
両者の違いは、作り上げたモノが消えものかそうでないか。

マッサージされるタコを見ながら、そんな事を思う。

さて、世のコレクター気質な方々、どうでしょう?
同感を得られるのか、はたまた、単なる私の言い訳でしかないのだろうか?


BGM「朝のメニュー」渡辺真知子
♪失敗作の半熟タマゴは今日も固ゆで