
この夏、庭の家庭菜園の場所を増やしてみた。
夫が完璧に野菜食になったのと、息子が大きくなって庭を駆け回る年頃でもなくなったので、そのうち庭全体を菜園にしてもいいかもという気持ちで、環境的に何がどのくらい育つか実験的な試み。
菜園は、1フット菜園と呼ばれる形式のもので、1フットを1区画にあらかじめ区切っておく。
その区画に、例えば豆なら9苗、トマトなら1苗と、バイブル本に書かれているのをもとに植えつけていく。

これを始めて設置したのはいけれど、ずっと完成状態に持って行けないでいる。
区画を木で作ったあと、微妙に傾斜のある庭を掘って平らにし、雑草が伸びてこないように専用シートを敷き詰め、そして土は5種類の土を混ぜ合わせて詰め込む。
5種の土ミックスは、オーガニック園芸専門店で調合済みのmのが売られているけれど、見た目よりかなりの土が必要なので予算節約のため、もとの5種をバラで買って自分でレシピどおりにミックスした。
ここまでは、すでに種が育ってきてしまって早く作ってしまわないと・・・という状態に押され、何とか完成。

あとは、周囲を区切って、木枠の周りにデコレーションの石を敷き詰めて出来上がり。
で、そのデコレーション部分がなかなか進められず、中途半端な見た目が気になって仕方ないのだけれど、中断状態。

周りは中途半端で停滞していてもお構いなしに野菜は育つ。
このナスは「ichiban」という種類らしい。
そういう名前だから和ナスかと育てているけれど、昨年の「Japanese」ナスに比べると、ちょっと日本のナスから遠ざかったかも。

黒ゴマやカボチャやモモタロ・トマトの種は夫が買ってきたもの。
黒ゴマは暑さに強いと書かれているので、テキサスの天候に向いているかも?
と、これらもお試し中。
あと、イチジクの木の苗を買ってみたあと、訪ねた知人の家に大きなイチジクの木が育っていて言われた。
「この木、イチジクがいっぱい生るのだけど食べたことがないの。いつも食べごろになる前に鳥に食べられちゃって・・・」
そうなんだ~。
じゃあ、ウチも育てても持っていかれちゃうよなあ。
で、その隣には小ぶりのオレンジ色の果物がたくさん生っている。
「これ、ジャパニーズなんちゃら」
と言われてよく見ると、多分、ビワ。
「これはね、種に毒が含まれるから鳥はそれを感知して食べないの。」
え、そうなの?
でも確かに、こちらの木の果実はたわわに木に生ったまま。
果物の木を育てるのは魅力だけれど、なかなか難しそう。
レモンの木も、テキサスの暑さがダメだろうと思って手を出していなかったけれど、暑さより冬の寒さが問題のよう。
その方も、レモンは鉢植えにして冬には屋内に入れるのだそう。
冬に家の中が持ち込んだ植物で場所を取るものなんだしなあ~。
庭にレモンやグレープフルーツがいっぱい生っていたカリフォルニアの気候が、うらやましく思える。
本日のピンズは、オリンピック・アメリカチームのピン。
いや、土を混ぜて野菜をちまちま育てても、地球を背負ってるわけではないけれど、ね。
BGM「レディ・ナビゲーション」B'z
♪いつでももぎたてのベジタブル