
既にかれこれ2週間、朝から夜までマーチング・バンドの特訓中の息子。
送迎だけしていて、練習がどんななのかは、息子の話から想像するだけ。
で、今日、出かけた帰り道に高校の前を通ったので、ふと「ちょっと覗いてみようかな」と思った。
スタジアムの駐車場に車を止め、フェンスごしにフィールド内をそっと除いてみると・・・
走ってる・・・
全員ではないけれど、大勢の高校生が真剣に陸上トラックをダッシュで走っている。
あれ?バンドの練習ではなくて、クロスカントリーがトレーニング中?
そう思うくらい、みんな真剣に走っている。
が・・・いた。息子がその中に。
ふ~ん。
バンド授業を選択したおかげで、陸上をあきらめなくてはならなくなったけれど、バンド練習でも走れるなら体力維持になって良いじゃない。
きれいなフォームでトラックを走り抜けていく息子の姿を偶然目にして、ちょっと嬉しい。
とそこに、同じ9年生のバンド仲間Aちゃんのお母さん(Bさん)が歩いてきた。
「マーチングバンドって、本当に体育会系なんですねえ。走ってましたよ。」と言うと、私より先に見学していらしたらしいBさんが言うには・・・
「ああ、あれね。先生が名前を読み上げて呼ばれた生徒はフィールド中央に集合させられたの。何かと思ったら、そのグループは持ってくるべきものを忘れたのでトラック1週走れ!と」
あ~!
つまり、いわゆる、忘れ物で校庭10週!とかそういうヤツですか。
たまたま目にした練習風景が、忘れ物で走ってますな場面だったとは、間が悪いというか・・・
ちなみに、あとで何を忘れたのか聞いてみると「忘れたのじゃなくて、楽譜の次の部分を持っていかなきゃいけないと言われていなくて持ってでなかっただけ。伝達されていなかったから、僕以外の、忘れ物しないタイプの友達たちもみんな持っていかなくて走らされた。連絡ミスだったんだよ。僕たちの落ち度じゃない。」とのこと。
そういわれれば、かなりの数が走っていたっけ。
結局、マーチングの練習を覗いたつもりが、400mトラックを疾走する姿を見ただけでスタジアムを離れた。
もしBさんがいて説明されていなかったら、「バンド練習にはランニングもかなり含まれているらしい」と、見た目だけで納得していただろう。
百聞は一見にしかずというけれど、一見したタイミングが悪ければ、一見したがゆえに誤解してしまうことだってありうるわけだわ。
本日のピンズは、カブ・スカウトの「アスリート」ピン。
理由は何であれ、得意の400mを走る息子の姿は、良いフォームではございました。
BGM「タイミング」ブラック・ビスケット
♪ズレた間の悪さも それも君のタイミング