
日本に住んでいる時、ゴミ出しに関して近所で議論になったりしていて、夫はそれを「ゴミオバサンの戦い」とあきれて見ていた。
さて最近、ここオースティンでの我が家の町内のゴミ収集契約が変わった。
(アメリカではごみ収集は自治体管轄ではなく、業者とそれぞれ有料契約して収集してもらう。)
その契約内容に関して、近所で議論が勃発した。
ゴミ出し場所が共有ではなく各家庭ごとに家の前に出すので、東京で経験した「ゴミ出し場所はどこにするか」「掃除当番はどうするか」「前夜に出すな」「カラスネットをかけ忘れるな」といったような話題とは少しポイントが違ってはいるが、なぜかゴミ出しに関して、人はアツく議論したくなるように思える。
国は変われど、どこでも人間、同じようなものなのかもしれないなあと思わずにいられない。
最近、ゴミ出し話題のひとつで出てきたのが「収集量」。
契約に即した容量の、でかいゴミ・カートが支給されてはいるけれど、庭掃除などすると収まりきれないゴミが出たりする。
Aさんが、木をトリミングしてできた枝ゴミを短く切って束ねて出しておいたのに、収集車は収集せずに行ってしまった。
「以前はOKだったのに、どうすればいいのよ」と嘆くAさん。
それに対して、Bさんが応えた。
「ああ、追加のゴミがある時は、私はその上に6缶パックのビールを乗せておくの。」
知らなかった。
そういうアイデアもありなのか。
サービスする個人に対してチップを渡すと言う文化のアメリカなら、そう突飛な発想でもないのかも知れない。
なるほどな~と思ってから1週間ほど経った今日。
近所をジョギングしていて、Cさん宅のゴミ出しの横に、プラスティック箱が添えられてその中に「お疲れさまです・・」などと書かれたメッセージがふと目にはいった。その下にはビールパックらしきものが。
どうやらBさんのアイデアが広まったきたのか、はたまた、Cさんも同じアイデアを思いついていたのか。
はてさて、こういう方法は良く使われるものなのか、ゴミ収集の方たちはどのくらいこういうのに出くわすのだろうか?
ちょっと知りたい気もしないではない。
本日のピンズは、オレゴンのビール・フェスティバルのピン。
BGM「狼になりたいby中島みゆき」
♪ビールをください ビールをください