
息子の中学陸上部で、「トラック・スーツ」の斡旋販売があった。
斡旋であって、選手は全員購入しなくてはならないというものではない。
スクールカラーは緑なのに、販売されるのは黒な上、学校名などが入っているわけでもない。
唯一のメリットは、定価120ドルのところを90ドルで斡旋という25%オフ。
アディダス派の息子が欲しいと言うし、あと2ヶ月半ほどで中学を卒業する息子には、学校名などがはいっていないのは逆にこれからも普通に使えるので、購入した。

この斡旋は、父母ミーティングで説明された。
その際の、販売をまとめるチーム父母代表の方の説明は「これは皆さんが若い頃、80年代頃のと同じものなのでどんなものかは想像がつくと思います。」
確かに。
この商品、アディダスの復刻版「オリジナル」という製品で、現在は三角形のロゴなのに対して、昔の三つ葉ロゴが復刻されている。

昔ながらのジャージ。
・・・というところでしょうか。
父母代表の方は更に「ものすごくカッコイイです。高価なものだし、皆同じものを手にするので、手にしたらすぐに名前の記入をお忘れなく。」とやや興奮気味。
そう伝えただけでは心配だったのか、入荷して子供達に配布されるときにはすでにマジックで名前が記入されていた。

(着用すると↑こんな感じ)
昔ながらのジャージといっても、私の中学時代、アディダスは「超高級ブランド」だった。
学校指定のジャージはストライプなし。名も無いブランドの2本線だとかっこよくて、アディダスの3本線はスタイリッシュな頂点。
もしかしたらアメリカの父母達も同じような感覚があるのだろうか?
アメリカにおけるアディダスの位置づけは、今ではナイキなどと同じく一般的なスポーツ・ブランドなのだけれど、昔はどうだったのだろう?
私の「アメリカの昔ながらのジャージ」のイメージはスエットの上下。
で、今回斡旋のアディダスのトラック・スーツを買わなくても、学校で試合当日に選手に貸し出し用に用意されているのが、スエット上下。

このイメージが、私にとってはアメリカの昔ながらのジャージにあたる。

学校の貸し出し用のこのスエット、どれもフード部分がちぎれていたり、袖口に穴があいていたり、ボロボロ。
まあ特に陸上用は、年に5日ほどしか貸し出し日がないようし、目的である防寒性があればありがたいわけだけど。
コレに比べれば、やっぱりアディダスのトラック・スーツは「ものすごくカッコイイ」と興奮してしまうところなのでしょうか。
そういう私も、デザイン的にはアディダス派。
昔、原宿のアディダス・ブティックの店頭で一目ぼれしたこのシューズ。

細身で私の足には合わないのだけれど、買わずにいられなかった。
案の定、履くと足が痛くなるので、ほとんど使用していない。
でも、見ているだけでシャープな気分になれるんだな~、コレ。
本日のピンズは、「本日のTシャツ」に戻って、アディダスのプラクティスTシャツ。
BGM「マイ・アディダス」RUN DMC