
昔勤めていた会社で、毎週水曜日は「ノー残業デー」だった。
この日は、残業せずに定時退社を目指して仕事しましょうというもの。
ある水曜日、仕事をお願いしていた大学生達と社内で打ち合わせしていた時、ちょうど社内放送が流れる時間で「今日はノー残業デーですので、就業時間内に仕事を終わらせましょう」のようなアナウンスが流れた。
大学生たち、「おっ!」という顔で「ノー残業デー!え~面白い。メモっとこ!」と手帳に「*社、水曜はノー残業デー。告知が流れる。」とメモ。
当時、そんなに特別のことでもないように思っていなかった「ノー残業デー」だが、今(特に、米国にいて)思うと、そんな日を設定しないと定時で帰れないというのはおかしい事だったのかも。
さて、そんな「ノー残業デー」のことなどを突然思い出しているのは、昨日、「ノー宿題デー」だったから。
ウチの学区で、中学と高校を対象に、定期的に「No Homework Day」というのが実施されることになった。
昨日がその始めての「ノー宿題デー」だったのだ。
宿題から開放されて家族で過ごせる時間を・・・という趣旨らしいが、昨日は息子はバンドのコンサートがあり帰宅したのは9時。
(コンサートがなくてもラクロスの練習が同じ時間でダブル・ブッキングしていたのだから同じ事だったけど。)
結局、宿題がなくても、学校の授業の参加必須なコンサートのため、夜9時まで拘束に終わったので、あまりノー宿題デーの意味もなかったかも。
もちろん、普通に宿題が出ていたら9時から宿題開始で大変だったのが助かったけれどね。
次のノー宿題デーには、もっと自由時間がちゃんと取れる事を願いつつ・・・
でも、日本の中学2年生はもっと勉強してるよね~、きっと。
本日のピンズは、「私が向上させる」というようなスローガンが書かれた赤リンゴのピン。
アメリカで、赤いリンゴは先生や教育のシンボルマーク的に使われる。
昔、先生にリンゴをプレゼントする習慣があったとか、アダムとイヴが食べたリンゴは「知識の実」だったのでそこから由来するとか、諸説が交錯するようだけれど、私が一番納得したのは、コレ。
アルファベットを習う際の「A is for Apple」(日本語にすると「リはリンゴのリ」ですか)。
そして「A」は最も良い成績の「A」でもあるので、生徒たちが「A」を取れるように頑張る先生のシンボルがアップル。
個人的には、この「Aをとらせて見せましょう」説が一番しっくりするのだけどな。
BGM「Teacher Teacher by ニック・ロウ」