
息子の理科、現在「原子記号」等を学んでいる。

それで出ていた宿題が、「元素周期表 」を応用して「**周期表」を作って来い、というもの。
生徒はそれぞれ縦軸と横軸に当てはめる項目を選び、その「元素」として当てはまるものを指定項目を入れて表にしていく。
できあがった表をプレゼンテーションして採点がなされる。
と言われると、わかるようなわからないような・・だけど、私が「ああ、そうか」と内容が把握できたのは、以前、昨年の7年生がやった物の写真を理科の先生のHPで目にした事があったからだった。
そこで見たのは、例えば、縦軸が「70年代」「80年代」・・・で、横軸が「ランニング・シューズ」「バスケ・シューズ」・・・となってる「ナイキシューズの周期表」。
で、元素として、「ハラチ」「フリー」「エア・ジョーダン」などの代表モデルが入れられているものだったりした。
ああ、あれ、こういう宿題の写真だったんだ~と、今納得。
さて、息子が決めた周期表ネタは・・・

「バンド周期表」
縦軸が「レコード会社」で、横軸が音楽ジャンル。
この項目で、当てはまるバンドを元素に見立てて表にしていく訳である。

・・・という、アイデア段階のチェックで先生のOKも出てあとは宿題。
でも、私には「これは簡単ではないよ~」と想像が出来る。
横軸の「ジャンル」は、ロック、ヒップ・ホップ、カントリー、ジャズ・・・
ロックはいいでしょう。でも例えば息子が「ワーナー から出ているカントリーのバンド」として思い浮かぶバンドなどというものはないはず。(レコードマニアだった私でも出てこない)
それに、「レコード会社」といっても、レーベルが時代によって会社を移動することがある。
例えば「BMG 」は現在「ソニーBMG 」と、ソニー と一緒になってしまう。
更に、バンドは移籍してレコード会社が変わることもある。
バンドメンバーの数だって変わることもある。
などなど・・・アイデアを見た段階で前途多難な作業になりそうだよ~と、私には思える。
で、やっぱり。
こんなのマジでやっていたら、時間がかかって仕方が無い。
もともと、この課題の狙いは「身近なものに置き換えて、周期表の構成を理解しよう」というものと思われる。
採点基準も渡されていて、「元素となるものが20個以上表にできているか」「必要項目が全部入っているか」「わかりやすくきれいに作成されているか」「プレゼンがちゃんと出来たか」・・・などが採点される。
つまり、例えばバンドの個情報が違っていたとしても理科の先生が「それはまちがい!」と減点にはしないはず。
ということで、おおざっぱな選択基準で良しとして「バンドの例出してあげようか?」と助け舟を出す。
いや~、私でも簡単ではなかった。
苦戦の末。なんとか埋めた表は、はっきり言って私も息子も「これ誰?」な物も含まれ、それでもバンドでは思いつかず個人ミュージシャンも入れる事になってしまった。
出来上がっても、そんなので良かったのか?と疑問。

理科とは全く関係ない「当てはまるバンドやその個情報」を探すのだけに、ものすごく時間が費やされたのだけど・・・
周期表の構成を学ぶなら、元素周期表そのものを手作りする宿題の方が効率的なのではないかなあ?
米国の学校の宿題、ときに「?」と思ってしまう私。
本日のTシャツは、日本を元素記号化・・ではないけど、JAPANを省略したJPNシャツ。