
BACK TO SCHOOL NIGHT
これは、父母が学校の年間運営の概要などを聞き、その後、子供の担当の先生から年間カリキュラムや評価の付け方、クラスでの決まりごとなどの説明を聞けるもの。
毎年、最初の学校全体の説明はだいたい同じなのでパス。
担当先生の方だけに出かけることにした。
教科訪問の部分は、各教科説明は7分間。教室移動に5分間がとられ、ベルが鳴る。
まず、子供の1時間目の教科の部屋に行き7分説明を聞き、ベルとともに2時間目の教科の部屋に移動しまた7分説明というのが7時間分続く。

この「移動」を子供たちは毎日やっているわけだけど、今年の息子の時間割、昨年にも増して移動が西から東でまた西へ・・・と、移動がとにかく大変。
さて、それより重要な今年の息子の先生の顔ぶれ。
なんだか「ユニーク」だった。
なかでもちょっと驚きなのが数学の先生。
この先生の評価ポリシーが「宿題は回答の正解率に関係なく、やったかやらなかったかで評価」なのだという。
つまり、宿題を全問こなして提出すればどんなに答えが間違っていようが100点。あとは、どこまでやったかによって75点か50点か0点。
お恥ずかしい話、ちょうど昨日息子は宿題が出ているのを忘れていて、朝出かけに「ハッ!」と思い出し、ギリギリまで出来るところまでやってでかけた。半分しかできなかったので50点。そういう風になる。
これは自分の中でも賛否複雑。
この数学のクラスはHONORクラスという進んだレベルのクラスで、7年生のクラスだけども8年生の数学をするクラス。
それなりの生徒が受けているだろうから生徒の自主性信頼ということであれば、うなずける。
点数に限って言えば、やれば100点が貰えるなら通知表の評価も良い点が取りやすい。
反面、間違えた箇所の確認や訂正して学ぶということは生徒の自己責任になってくる。
宿題で間違えた箇所を、点数に関係ないからと気にしないで進んでいくと、テストに際して間違えたままになってしまう事になりかねない。
ちなみに今日の宿題を夫が確認したら、息子は2問で同じ解き方間違いをしていた。
本来なら2問不正解で、20問出ていたとしたら、90点。
だけどもこの先生なら100点。
だけど、その分家で親が「ここの解き方間違っている」と指摘して教えなければならない。

まあ、とにかくそうように各先生によって独自のやり方があるので、このBACK TO SCHOOLで説明を聞けるようになっているわけだ。
7教科それぞれ7人の先生。
タイプもさまざまだけど、それぞれの個性に息子が合わせていくしかない。
さてそれより、「やっぱりな」だったのがフットボールの存在。
この話は、明日に。
本日のTシャツは、息子が2年生だったときの小学校スクールTシャツ。

余談。
教室移動が大変と先に書いたが、社会科の先生が説明会で「いやあ、父母の教室移動を見ていると生徒とおなじですねえ~」と切り出した。
先生いわく「父母も生徒も、移動中の廊下で知り合いの顔を見つけては、元気~?と世間話がはじまるのだけど、大人も子供も女性は雑談を切り上げて遅れないように教室に早めに入ってくる。男性は遅れようが遅刻がつくだけだから気にしないとゆっくり入ってくる」
そのときはああ、そんなものかもなな笑い話(じっさい男親2名が先生の話が始まったあとにソロソロと教室に入ってきたあとだった)だったので、息子にも話してみた。
そこで知った事実。
息子この1週間、この社会の授業には半分は遅刻しているのだそうだ。
だけど、理由は先生が考えているものではない。
息子はこの社会の前がバンド授業。バンドの先生は時間ギリギリまで演奏させるので、ベルがなった後でサックスを拭き、解体し、ケースに収納して保管場所に置き、バンドとは校舎の反対側になってしまうロッカーに走って社会の用具を取り出し、別の階にある社会の教室まで走っても、移動時間の5分では間に合わなくなってしまうのだそうだ。(各授業にはその授業以外のものは持ち込み禁止なので、必ずロッカーには寄らなければならない。)
実際、息子と同様の移動を模擬体験したあとだし、サックスの後片付けも見てるし、うなづける。
社会の先生の話はちょっと笑えたけど、実際は息子は汗を流して間に合わせようとしているのが誤解されていたら、笑い話ではないな。
ま、これは遅刻がついて問題になったら学校に相談することしして、息子にはこれもひとつの集団生活の訓練と思って5分以内で移動できるようがんばってもらおう。
だって、時間割はこの1年これで行くしかないしね。
人生は時間との戦いです。