
週末で「オバマ大統領が娘たちのサッカー試合の応援にかけつけ、ひとときサッカー・ダッドに」という報道。

(写真はAP通信からお借りしています)
「サッカー・マム 」という言葉がある。
郊外に住むミドル・クラスの主婦で、子供のスポーツや勉強活動に熱心で、しょっちゅう子供たちの習い事やスポーツへの送迎にミニ・バンで走り回るお母さん。
我が家は郊外で、子供たちのスポーツなども盛ん。「サッカー・マム」と呼べるんだろうなあ~という方は多い。
今朝通りかかった小学校で、子供たちのサッカー試合が行われていて、サッカー・マムやサッカー・ダッドたちが声援を送っていた。
良いよね~、週末のひととき、グランドに繰り出してサッカーを楽しむ子供たちを声援するひととき。
現在ではサッカーはやっていない息子だが、1~2年生の時にはサッカー・チームに入っていた。
始めた理由が「友達がやっているから」という安易なものだったけどね。

その頃の息子のサッカーチームは、ボランティアで運営されていて、チームのコーチたちも、無償ボランティア。
あるシーズン、コーチのなり手が足らず、息子のチームは「どなたか親がボランティアでコーチを引き受けてくれないと今シーズン息子さんたちのチームは編成できず参加中止になります」と連絡が来た。
せっかく始めた息子のため、「誰もいないなら素人の自分ですが引き受けてもいいですよ。子供たちがサッカーする機会が半年なくなるよりはマシでしょう。」と夫が手を挙げた。
えっ?いや・・・サッカーしたこと本当にないはずよ、夫。
付け焼刃で、子供サッカーのコーチ本やビデオを片っ端から図書館で借りてきて渡した私。

週末の試合以外にも週一の練習。
素人なりに練習メニューを毎週組み、出かける夫。
なのだけど・・・1~2年生でも、既にサッカー大好きな子もいるにはいるのだけど、とりあえずお試しの子も多い。
「僕は全然やりたくないのに、ママがやれと言うから・・」とやる気全くなしな子もいる。
(次、コレコレのドリル!と指示してもふてくされてやらない。)
テキサスでスポーツするというのに、毎回言っても水ボトルをいつも持たせないで送り出してくる親もいる。
(自腹で、忘れた子のためにドリンクを毎回用意するのよ、無償ボランティアのコーチが。)
終了時間にピックアップに来ない親。
(全員を親に引き渡すまで帰れないのよ、コーチは。)
それでいて、自分の子の試合出場時間が短いだの、親からのリクエスト(別名:文句)はどんどん来る。
サッカー・マムの、子供を思う気持ちは大賛成で、良いと思うのだけど、別の方向から見るとまた違うものが見えるなあ~、な経験だった。

ちなみにそのサッカー・チーム、その後組織がかなりしっかりしたものに変わっていき、現在はチーム専属コーチがしっかりラインナップされている様子。選手の親が素人コーチを引き受けてたのは、もう昔の話ね。
というわけで、本日のTシャツは、「夫がコーチを引き受けていただいた物はコレだけです」の思い出のサッカー・コーチTシャツ。
あっ、別に愚痴が言いたかったわけでは全くなく、シャツにまつわる思い出を書いたまでです。念のため。
ウチの息子だって、たくさんのコーチたちにお世話になってきたし、そのコーチたちの頭を悩ませた行動はあるはずだしね。