
息子の学校の成績通知表は、6週間ごとにでる。
その6週間の区切りが1年で6回あり、前半のの3×6週間を合計したのが「前期の成績」、後半の3×6週間を合計したのが「後期の成績」となる。
4回目の6週間分の成績、息子再度オールA(正しい英語は「ストレートA」と言う)をマークし、地元新聞に名前が載った。

と・・・
大騒ぎで親バカ自慢で書いているのは、息子が必ずしも出来が良いのではないという、逆の証拠。
「オールAくらいあたりまえ」な子の親なら、こんなことでは騒がない。
「あたりまえ」レベルでないからこそ、つい「やったー」気分になってしまうのだ。
この「A」をとるには、「毎日の宿題や授業での点数の平均」と「中間・期末テストの点数の平均」の二つを平均した得点が90点以上を取れば良い。
息子のここまでの経過はというと、
第1-6週・・・「他の教科は全てAだったが、美術が89点で逃す」
第2-6週・・・「オールA獲得 」
第3-6週・・・「他の教科は全てAだったが、英語が87点で逃す」
<以上を合計平均した前期評価は、オールA獲得>
第4-6週・・・「オールA獲得」
惜しいとこで逃したりするので、オールAというひとつの基準に乗ったか逃したかが、気になってしまうのだ。
これがあくまでひとつの努力目標でしかないのは、わかっちゃ~いるのだけど。
努力目標でしかない、というのは、ここに名前が載っている生徒たちが、必ずしも同じ土俵で評価されているからではないから。
息子の学校の授業は、成績によってクラス分けされる科目がある。6年生では、数学と英語。
数学の場合は違いが顕著で、進んだクラスはすでに7年生の教科書をやっていて、普通クラスは6年生の教科書。つまり1年分の差がある。
で、どちらのクラスでAを取ろうがAはAなのである。
この「1年進んだ数学」の分かれ道は、すでに小学2年生で始まっていた。
と、のんびりしていた私はあとで気がついた。
2年生になる際に、テスト結果で分けられた進んだクラスは、2年生の1年間で2年と3年のカリキュラムをやってしまうのだ。
そいて、翌3年生からは、学年1つ上の教科書をこなしていくことになる。
早期教育などに興味がなかったうちは、当然のように普通クラスに落ち着いた。
それで普通なのだと思っていた。
ところが、3年生の息子のクラスに、更にその上をいって算数は5年生の教科書をやっているC君がいた。
息子、このC君にものすごく憧れた。
C君と友達になりたいがために、自分も「算数ができる仲間」を夢見たようだ。
そして、4年生にあがる際に「進んだクラスに編入するテストを受けたい」と言った。
特にそのための勉強をしたわけではないが、息子テストに合格。
ただ、その結果、息子は3年で3年の算数をしたあと、4年生では5年の算数をすることになる。
つまり4年生の算数カリキュラムを勉強しないで飛ばしてしまう。
対処として、学校から「持ち出し厳禁」の教科書を、校長先生に頼み込んで借り、全ページをコピーして、夏休み中に息子にやらせた。
この出来事で、子供を取り巻く環境って大切なんだな~と思うのだった。
周りの子供たちと切磋琢磨して伸びていくなんて、理想的じゃない。
算数をそうやって進めた息子だが、英語のクラス分けが始まる6年生の開始時、「リーディングは上のクラスレベルなんだけど、ライティングが上だと苦労するかも」と普通クラスに入った。
先生は「進んだクラスを希望ならそれでもOK、でも普通クラスならクラスでトップになれちゃうわよ」と言うので、苦労して上についていくのもなんだしと、かなり迷ったが普通クラスにした。
これが後悔のもとになった。
普通クラスの内容は、息子には「何も新しいものを学ばない」と知的好奇心をまったく刺激されなかったようで、興味がどんどんうせていってしまった。
「簡単で楽勝」というより、新しいものを学ぶワクワク感が息子を動かすようで・・・
という訳で、来年7年生からは、英語も進んだクラスに編入を希望し、先生の承諾も得た。
ついていくのに苦労するか、チャレンジで飛躍するか・・・は、来年度のお楽しみ~。
周りの子達に刺激されて切磋琢磨してくれれば幸いだけどな。
って、「上のクラスに入りました~」って自慢入ってるよう?
ま、これも自慢でも入れたい逆の心理かな~。
実は今日、これから学校の呼び出しで出かけます。。。
息子、「理科の先生が僕の説明が正しいのにわかってくれない」のに業を煮やして、持っていた鉛筆を床に投げつけたらしい。
先生に投げていたら即停学モノだったけど、呼び出しでもトホホ・・よ。
本日のTシャツは、5段階評価でオール5にあたりオールA獲得を祝して、「5」のシャツ。
前面はプリントなしの無地。