
ポール・ハービー氏他界のニュース 。
昔、通勤途中にラジオを愛聴していた。
オシャレな洋楽系FMや、国内ニュース、TV音声などの番組を試して、結局、朝の通勤にはFEN(現AFN )を聴く事に落ち着いた。
関西に住んでいた頃、関東出身の方に言われた事がある。
「首都圏と関西の大きな違いは、FENが聴けるか聴けないかだな。」
昔々、洋楽の情報が少なかった頃、アメリカのトップ40がリアルタイムで聞けるFENの存在は大きかったのだ。
私が上京して暮らす頃には、洋楽情報はもう簡単に得られる時代にはなっていたが、朝はFENを聴いた。
ちょうど私の通勤時間、最寄り駅からオフィスまで歩く時間にラジオを聴きながら歩くと、FENではポール・ハービー 氏のコーナーを放送中だった。
聴き取りやすいハービー氏の語りを、どこまで英語が理解できるか試しながら聴くのだが、氏の自信に満ちたようなはっきりした語り口が、朝のスタートに「気分」だった。
ラジオも、ウォークマンに付属のチューナー利用から、FM・AMカード型ラジオに変わり、最後は「FEN専用カード・ラジオ」を愛用した。
「専用カードラジオ」というのはソニーが発売していたもので、周波数が1局に固定されているラジオ。
つまり、FEN専用ならFENしか聞けないという一見不便そうなしろものである。
だが、FENを聴くと決めている私にはかえってその不便そうな1局ラジオが便利だった。

(↑左下のが、「FMジャパン専用ラジオ」。FEN用のが見つからない。アメリカに来てからも目にしたと思うので、家のどこかにあるとは思うのだけど・・・
私のFEN専用カードラジオは、50年代風の、いかにもポール・ハービー氏が使っていたら絵になりそうなマイクの絵がデザインされていた。)

(見つかるまで、画像お借りします。コレが私の愛用したFEN専用ラジオ。)
当時(そして、どうやらずっと)ポール・ハービー氏は、語りの最後に必ずこう言うのだった。
「 Paul Harvey,GOOD DAY! 」
もう長い間、FENもポール・ハービー氏の声も聴いてはいなかったが、氏の他界ニュースを目にした瞬間、彼の語り口、当時の私の朝の通勤の風景が脳裏によみがえった。
GOOD DAY、そしてポール・ハービーさん、R..I.P.

本日のTシャツはラジオもので、オースティンのヒット曲専門FM局「KISS FM 」のTシャツ。
<オマケ:懐かしいKYOIの、タオル>
