
一昨日、夏のような気温だったオースティン。
昨日はジェットコースターの急降下で、北風が吹き荒れる冬の寒さ。
今日は、強い風は収まったものの肌寒くはあるのだけど、青空が広がっている。
風がおさまったのは良いのかまずいのか。
今日、オースティンで開催されるのが、毎年恒例の「カイト・フェスティバル 」。

広い公園で、大凧を持ち寄り(会場でも購入できる)あげたり、簡易凧を手作りするコーナーがあったり、凧上げコンテストがあったり・・・
さまざまな形の大凧が、オースティンの青くて広い空にいっぱい上がるさまは、見ているだけでも楽しい。

風が吹くと、みんないっせいに立ち上がって凧を上げはじめ、風がやむと持参したイスやシートに座ってピクニック。
その、の~んびり感が、オースティン・ライフの楽しみ方を象徴しているような気もする。

息子が小学校低学年の頃には、このカイト・フェスティバル に出かけた。
持っていった凧もあげたが、息子は会場のワークショップで教えられて自分で手作りした簡易凧を一生懸命あげていたり、満喫。
残念ながら、その後ここ数年間は、毎年カブスカウトやら空手試合やらと同日になってしまい行けなかった。
今年は、ラクロス試合が1週間遅れたので行ける。
と、息子を誘ったら「行かない」。
もう、こういう催しを卒業してしまった年齢なのね。
以前、カブスカウトのグループ(DEN)で、氷点下で宿泊するキャンプをしたスカウトに贈られる「ポーラー・ベア」に認定されるのを目的に冬のキャンプをすることになった。

(↑キャンプ恒例。マシュマロを木にさしてキャンプファイアーで焙ったあと、グラハムクラッカーと板チョコの間にサンドイッチ状態にして食べる「スモア 」。)
参加したスカウトは15人ほど。
同行の父母は、ほとんどがお父さん。
母参加は、その日夫は出張中だったのでしぶしぶ息子に同行した私ともう一人だけ。
「なんでこんな寒い中でわざわざキャンプしなきゃいけないのかね~」という話をしていた時、J君のお母さんが言った一言。
「ま、こういう時いつも思うことにしているの。Jが子供なのは今だけ、って」。
子供に付き合って、ヤレヤレ・・な事でも、できるのは子供が小さいうち。
そう思えば、大変なことも「今だけ、今のうち」で逆に楽しめるという発想。
その一言は、それからずっと私の頭に残っている。
「** is only young once.」
そうなんだな~。
そして、これ、逆に楽しいことも「子供が小さい今のうち」だったりするんだよなあ~。
青空を見上げて思う。
息子が、手作りした小さな赤いタコを一生懸命走って上げていた姿は、過ぎてしまったのだと。
本日のTシャツは、青空の色の、05年「デッカー・チャレンジ 」の参加シャツ。
<余談>
↓氷点下キャンプの「ポーラー・ベア・アワード」で息子が手にしたパッチ。

「ポーラーベア」認定のために行ったキャンプ。
氷点下でキャンプした証明は、各州やカウンシル毎に異なるが、ここでは「水を入れたカップを地面に一晩置いておき、それが凍っていたら氷点下だったと認定」。
ところが・・
どうやらこの夜は氷点下にならない気配。
目的が「ポーラー・ベア・アワード」なので、氷点下にならないとわざわざ寒い中テントで過ごす苦労も水の泡。(特に父母にとっては、ね)
そこで、お父さんたち、ちょっと細工(ズル?)を。
冷気を保ちやすい金属の板を、真夜中カップの下に敷いておいた。
朝には、その金属板は取り外しておく。
ポーラー・ベアを受賞できるかが心配でならない子供たちは、朝起きてカップをチェックして「やった~氷が張ってる~!」と歓声。
(細工がされたことは秘密にされなかったので、その後、子供たちも知ったのだけどね。)