MIGHTY T | 今日もTシャツ@TEXAS

今日もTシャツ@TEXAS

コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

今日もTシャツ@TEXAS-615

TVで、ドラマ「七瀬ふたたび」 を放映していて、最終回を迎えた。
このドラマは筒井康隆 さんの小説をドラマ化したもの。

もとになっている小説「七瀬ふたたび」は、かなり昔に読んでものすごく面白かったので、懐かしさもあってドラマを見てみた。
小説は、「七瀬シリーズ」として3部作になっていて、ドラマの「ふたたび」は第2作にあたる。
主人公の七瀬は人の心が読めてしまう超能力者。その能力ゆえに事件に巻き込まれていく。
「こんな能力があったらどうだろう?」と現実を離れたストーリーのスリルにどきどきしながら、一気に読んで面白かったのは覚えているのだけど・・・
話がどう終わったのか、詳細はほとんど覚えていない。。。

ドラマを見ていても「で、どうなるの~」と、まったくストーリーを思い出せない。
私が本で読んだのは、携帯電話など存在しなかった頃なので、携帯電話で連絡を取り合うドラマは、現代風にアレンジされているに違いないが、それにしても、面白くてのめりこんだ小説のストーリーが全く思い出せない事実が悲しい。。。

機会があったら、もう一度「七瀬3部作」を読んでみようかな。
それとも、ストーリーは思い出せないままでいいから、若い自分が夢中で電車内でこの本を読んでいる遠い姿だけを思い出の中にそっと残しておこうかなあ。

本日のTシャツは、特殊能力を持ってたらどんなだろうねえ~と夢見つつ、「ちびでもスゲェ~!」と書かれたTシャツ。

昔ものすごくのめりこんで読んだ本の詳細が思い出せないのは、七瀬だけではない。
村上春樹もよく思い出せなくて、5年ほど前に再度読んでみた。
(4畳半独アパート暮らしの頃から、置き場所がないので本は読んだら処分してきたので残ってなくて、新たに買った。)

今日もTシャツ@TEXAS-harumura

「1973年のピンボール」にふたごが出てきて、その2人が番号の入ったTシャツを着ている。
これを読んだ頃、友人のYさんが「そのシャツをイメージしたシャツが欲しくて探している」という時に一緒に自由が丘に行き、おそろいで無地のカットソーに番号がはいったシャツを買った。
Yさんが着るとオシャレで、「村上春樹の世界」に近いと思ったが、私が着るとどうも赤いだるま(私は赤を買った)にしか見えず、がっかりした・・・などというのは覚えているのだけど、ふたご以外の「1973年のピンボール」の話が思い出せなかったのだ。

年を経てから2度目に読んだ「ピンボール」は、多分若い頃の1度目ほど、イメージを楽しむ事ができなかったように思う。
同じ本を読んでも、昔の感性には戻れない。
淋しいけど、だからこそなくしてしまった過ぎてきた日々が思い出として輝くのかもしれない。

おまけ:
昔に読んだ本で、最も長いシリーズを読破したのは、多分ドン・ペンドルトンの「マフィアへの挑戦 」シリーズ20冊。(オリジナルはもっとあるのだけど、日本で文庫本化されたのは20冊。)

今日もTシャツ@TEXAS-mackb

たった一人でマフィアに立ち向かう「マック・ボラン」をハラハラドキドキしながら読んだのだけど、こういうのはアメリカにいる今読むとどう感じるのかなあ~。