
昨日書いた「バックヤード」。
コンサートに行く予定はなかったが、近くに用があって前(後ろ?)を通りかかることになった。

道路に面する方が「前」とすると、「後ろ」から見たところはこんな感じ。
この写真、電機店や衣料店の並ぶショッピング・モールの駐車場から撮ったもの。
コンサートは4時から始まり、10組が演奏。トリのウィリー・ネルソンが終了するのは夜中の12時半の予定。(だが、夜中の1時半頃までアンコールするかも・・と予告されている。)

この写真は、5時頃に近隣の店に行った際のもの。
周辺の店のパーキングにコンサート客が入り込まないように警官が出動はしているが、まだまだ人手はこれからという感じ。

周辺の店の駐車場でも、ステージは見えなくても演奏は聴こえる。
で、周辺ではダフ屋 が何人かいて、「チケット持ってる?」とか「チケット必要な人知らない?50ドルであるんだけど?」とか「チケットいる人~!」とか声をかけられた。
ダフ屋行為も合法なのか疑問だが、店のパーキングを出る交差点で声をかけてきて、私が買わないと見ると「何待ってんだよっ!早く行けよ!」と不機嫌に言われたりした。
「何待ってんの!って、交差点だから対向車がどくのを待ってんだよっっ!」と怒鳴りたい気持ちを抑える。
なるほどね。多分、こういう事もあるから、このライブ会場、ここの場所をあきらめざるを得なかったのかもなあ。
でも、先にあったのは「バックヤード」の方なのだけどなあ。
で、昨日気になった「移転という話は存続しているのだろうか?」の疑問は、どうやら「プランはあるが実現するかは未定」のようだ。
移転予定地は決定していて、市の開発予定地図に、現在のキャパ5000人を上回る7500人規模のものを建設する予定地が確保されている。
だが、実現すると言い切れないのは、どうやら、これからこのオリジナルを売却して資金繰りをつけるようなのだが、現在アメリカは不況。売れるのか、売れても価格が下がると思われるタイミングの悪さ。

そして、もうひとつの疑問点が、オーナーの63才という年齢。
本人は2年以内に移転先でオープン、とは言っているらしいが・・・。
という訳で、移転というより、演奏者やお客たちは「もうこれで閉店」気分で最終公演に望んでいる様子も伺える。

午後8時。
まだ店の明かりは消えていない。
終了予定の真夜中頃、オースティンは強風が吹いていた。
「♪答えは風に舞っている」という歌 ではないが、バックヤードの移転の実現の答えは、風に舞っているのだろうか。

(トリのウィリー・ネルソンのステージ。写真は「オースティン・アメリカン・ステイツマン 」からお借りしました。)
さて、私がなぜにこのライブハウスのことがこんなに気になるのか・・・。
多分、ここが土地開発で環境の変化、移転、閉店・・という話で、Aさんの昔の話を思い出したからだと思う。
その話というのは・・・
Aさんは大学時代にバンドを組んでいて、そのバンド仲間のBさんとともに、C社に就職を希望した。
C社の面接でAさんは質問された。「あなたの将来の夢は何ですか?何かしたいことがありますか?」
Aさんは答えた。「大学時代一緒にバンドをしていた友人と、将来一緒にライブハウス を持ちたいと話しています。ちなみにその友人も今回御社の面接を受けています。」
質問した方はそれに「じゃあ、2人の給料が同じでないと喧嘩になっちゃうかもしれませんねえ~。」と笑顔で答えたそう。
後日、AさんとBさんは共にこのC社に入社合格~。
Aさんからこの逸話を後に聞いた私は、とてもうらやましいと思った。
そんな夢が持てること、その夢を一緒に持てる友人がいること。
そして、C社の面接官の反応も、スマートだなあと思った。
それで、この話は今でも頭のどこかの残っていて、今回ライブハウスの存続話で思い出がよみがえってきたのだろう。
音楽好きが集まって、楽しいひと時を共有する場所を作りたい。
お金儲けのビジネスではなく、そういう夢が持てるっていいなあ~。そういう気持ちをすっかり忘れていた気がする。
本日のTシャツは、「OURAトライアスロン」のTシャツ。
これは、ランニング大会の会場で、Tシャツプリント業者が、サンプルセールをしていたので買ったもの。
で、本文とこのTシャツの関係は・・・
夢をおうら~!
・・・・・なんちゃって。。。