
地元の高校が主催する「高校マーチング・バンド・フェスティバル」に行ってみた。
特に高校マーチング・バンドに興味があったわけでもないが、もともと午前中はその高校でテニスだったので、帰り道に寄れる都合のよさ。
このイベントを観にいけば、息子は学校の音楽の授業にクレジット・ポイントが加算してもらえるというので寄らない手はない。

このイベントは、高校の大きなマーチング・バンドコンテストを前に、実際のコンテストでリハーサルできるような位置づけになっていて毎年約30校が参加するという。
午前11時から予選が始まり、10校が決勝進出に選ばれる。終了は夜10時過ぎ。
テニスの後の時間に寄ると、大きなフットボール・フィールドは観客もまばら。
のんびり気分でランチを食べながら鑑賞。
これが意外に面白い。
マーチング・バンドって、演奏しながら歩くだけかと思いきや、グランドいっぱいをきちんとした動きでフォーメーションをつくっていき、「カラー・ガード 」が旗などを振りながらダンス・パフォーマンスを絡ませる。
パフォーマンスとして、美しい。
バンドの動きも、歩き方などが独特で面白いなあ~と興味深くながめていて、なぜかとても印象深いのが小太鼓隊の動き。特に横に移動するカニ歩きが目に付く。
ほかの楽器も横に歩いているのになぜ小太鼓だけ横歩きが印象深いのか?
どうやら、他の楽器は体をひねって横歩きをするのに、小太鼓だけが体は前を向いたまま横に歩くからのようだ。
楽器の形もあるのだろうか、なぜかとてもカワイイ感じ。
学校の生徒数に寄る部門ごとに、部門賞と1~3位が決められていく。
受賞の際に、キャプテン(に当たる「ドラム・メイジャー 」)たちが、きびきびと敬礼などの動きをするのも、私には目新しく面白い。

観ていてあきなかったが、昼間のオースティンはまだ暑いし、とにかく夜10時までと長いのでいったん帰宅し、夜7時から始まる、決勝10校のパフォーマンス時間に再度来ることにする。
最終決勝の時間には、さすがに観客席もいっぱい。
そして、バンドたちも、さすがに上手い。
どの学校も、個性があるし、みんな一生懸命。

こういったマーチング・バンド、フットボールの試合でもこういうパフォーマンスをする。
アメリカの高校の、華やかな花形といえば、体育会系は男子はフットボール、女子はチアリーディング、文系ではマーチング・バンド、という事になるのだろうか?
スタジアムの外では、出番を待つバンドのリーダーが「緊張しないで、ただし全力でがんばろう!」みたいなスピーチをしている。みんな真剣勝負の青春、いいなあ~。

本日のTシャツは、ちょうど私が見た予選4A部門で1位をとった「ドリッピング・スプリング 」のサッカーシャツ。
ドリッピング・スプリング高校の、予選でのパフォーマンス。
こんな感じでパフォーマンス、というご参考に。