
地元学区の高校のアメフト 試合観戦に出かけた。
フットボールに興味があるわけではなく、今まで行った事がなかったのだが、今回行くことになった理由が「THE PIT」という存在。
このPITというのは、フィールドの端に特別に設けられた場所に、学区内の中学生だけが入れるというゾーン。
中学になって初めて、このPIT入場ができる息子が「行きたい」というので、一緒に出かけた。

手前が私のスタジアム席チケット7ドル、後ろが息子用の「PIT」チケット3ドル。
このPITというものがどんなものかも知らなかったが、先生が監視役でついてはいるが、仕切られた一角は中学生が集まる芝生席で、中には専用売店も設けられている、いわばパーティー・ゾーン。

親でもここに入れないので、私はここにできるだけ近いスタジアム席を取ったのだけど・・・
PIT内部の様子はこんな感じで、うろうろしながら友達を見かけてはダベッてる様子。

フットボール試合を口実に、遅くまで友達達といられるチャンスってことか。。。
この試合はTVで全米放送される。
フィールド内には、そのための音声収録用と思われる、透明半球形のものを持った人が。

スタジオの歓声などをこれで集音する物?よね?
その中継で、TVでスタンドが写った際に、スクールカラーでスタジアムを埋めて見せようという事で、赤を着て着るように前もって連絡がながされていた。
そして、入り口で配られたのが「ラリータオル」と呼ばれる応援用のスクールカラータオル。

大型画面に「RALLY TIME!」のサインが出ると、コレを振って応援するのだ。
人文字とかウェイブのような、スタンド応援の一種。

試合開始は午後7時。
ルールなどをよく知らないので、何が起ってどちらのチームに良かったのかすら、さっぱりわからない状態で試合を眺めていたのだが、思ったのが、「アメフトって相撲に似てる」だった。
相撲のTV中継は戦っている部分をまとめてあるのだけど、実際にはもっと、土俵入りとか何とかがゆっくり行われて、やっと対戦!と思ったらだいたいアッというまに終わってしまう。
アメフトも、陣を組んで、始まったと思ったらダッシュにタックルであっという間に動きが止まり、また陣を組みなおし・・・。
実際に激しく動く時間の前に、プロセスが長い。それが相撲とアメフトの共通点ではないかと。

試合には、マーチング・バンドやダンス、チアリーダーなどが華を添える。こういうのもアメフト独特の世界。

アメフトのチームにはチアリーダーが必ず付き物。そういうスポーツって他にないのではないか?
それにしても、試合時間、長い・・・
試合が終了したのは午後10時過ぎ。
ここで驚いたのが、小学生の子供たちが結構な数、まだスタジアムにいたこと。
君たち、明日学校でしょ~?
それに、高校生である選手やバンドメンバーやダンスメンバーや・・・みんなシーズン中は毎週こんな遅くまでこんな事をやっているのか~。
息子の就寝時間も気になりながら、駐車場まで歩き渋滞の中を帰路へ。

家に着いたのは11時近く。
疲れた~。
面白い体験だったし、息子もPIT体験を楽しんだ、高校アメフト初応援の夜。
試合は、惜しくも負けた。
本日のTシャツは、「このチームに負けました~」という対戦相手だったLAKE TRAVISのフットボール・シャツ。