SONY MUSIC TV T | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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ファミレスのBGMで流れていたロック。
息子が「あ、これ**かな?♪♪♪うん、**だ!」と嬉しそうに聴いている。
私は知らない曲だった。

ふと疑問に思った。
私が10代だった頃、洋楽の情報源はラジオだった。ラジオのトップテン番組で、新しいバンドや曲、好きな曲をワクワクしながら待ったものだった。
息子がラジオを聴いているのを見たことはない。では、彼の音楽情報はどこから来ているのか?

尋ねてみたら、ああ、なるほどそうだよね、な回答が返ってきた。
「ネットの動画サイト。お勧め曲とか新バンドの紹介とかあるのをランダムに見て気に入ったら検索してもっとそのバンドや曲の情報を集める」

ラジオの時代から、80年代にMTVの登場でビデオの時代に突入。
そして今では、アーティスト自身が動画サイトに公認でPVを公開している事もある。ビデオからさらにネット時代かあ~。

本日のTシャツは、MTVの本格的日本登場を前に、TVKなどで放送された、ソニーの提供で1時間ほどのMTVからのPVを流すいわばMTVのパイロット版番組だった「SONY MUSIC TV」のTシャツ。

MTVの登場で、ロックなどのミュージシャンにも「見た目」要素が大きく求められるようになったビデオ時代を歌った曲が、バグルズの「ラジオスターの悲劇 」。(オリジナル曲名を直訳すると「ビデオがラジオスターを殺した」)

ビジュアルが求められる時代に対応する策(?)がバレた有名なエピソードがグラミー賞までとった後に発覚した、「ミリ・バニリ の口パク」事件。
口パクといっても、事前に録音した歌に合わせてステージをするというのでなく、ミリ・バニリの場合の問題は、実際に歌っていた人と、「ミリ・バニリ」として出ていた人たちが全く別人だったという「口パク」。

ある時、ステージで踊る2人が使ったCD(?)が針飛び状態で同じ部分を延々繰り返してしまって発覚した。
その場面を、音楽番組の「ロック衝撃シーントップ100 」で7位にはいっていたので見た事がある。
見事なまでに、針飛び状態。もうどうしようもない状態だった。

その事件以前、アルバムを買っていて、かなり気に入っていた曲 もあったのに、残念。
ビジュアル重視で失敗したのか、歌った本人達がアルバム出したら注目もされていなかったのか、IF(・・・だったら)の結果はわからないが、ビデオ時代の悲劇と'言っていいのではないかと思う。

ファミレスのBGMから、音楽情報源に息子の世代との差を改めて感じながら、しばしMTV創世記のことなどを思い出してみた夏の午後。