ノーチラス・スポーツ・クラブ T | 今日もTシャツ@TEXAS

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コレクションのTシャツのリスト作りも兼ねて毎日1枚づつにスポットをあてて掲載。Tシャツ掲載終了後はピンズのコレクションへと移行、続いて「貯まってしまったこんなもの」を掲載しつつ、日々の呟きを。→ほぼTシャツブログに戻りました。基本ランニング関連です。

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いよいよ明日は息子の小学校卒業。
学校はすでにカリキュラムは終了。
で、ここ数日は授業時間にイベント的な事をやっているらしい。
昨日は「解剖実習」。

解剖と言うと代表的なのはフナか蛙。
が、息子達が今回解剖するのは「イカ」。

イカって・・・
ちょっと特殊な体構造で、解剖しても内臓の仕組みなど学べるのか、疑問。
イカの体から「ゲソ」を切り取る図をイメージしてしまい、「日本人はイカ食べるんだけどねえ」と言うと、「うん、食べるんだよ。ボランティアのお母さんが誰か解剖後のイカをカラマリ (イカのリング揚げ)に調理してくれて、みんなで食べるんだって。」
解剖後、食べるのか・・・
なんだか、解剖実習なのか調理実習なのか。。。

う~ん、この話題でイカなるTシャツが本日のTシャツにピックアップできるのか?
イカのシャツはないので、海もので貝の絵が入った、スポーツ・クラブ「ノーチラス・クラブ」のシャツなど、イカが?
このシャツは、御茶ノ水のノーチラスで頂いたもの。

さて、解剖実習のあとは、毎年恒例の行事「タレント・ショー」。
これは、全校生徒から希望者がピアノやダンスなどの特技を披露するもの。
一人当たりの時間制限は2分。ピアノ、バイオリンなどのクラシックば音楽やロックミュージック、そしてダンスや体操に、コメディ・パフォーマンスなどが登場。

このタレント・ショーに、毎年参加してきた息子。小学校でのこれも今回が最後。
毎年違った空手ものを披露してきた息子、最後のパフォーマンスとして決めたのが「板割り 」。
毎年、「空手をやる」というと「板割るの?」と言う人が多く、空手といえば板割りが一番エンタテインメント的かなという事で、いわば「リクエストにお答えして」板を割ることに。

といっても、実は息子の道場では板割りは特に教えていない。
大人のクラスで板を割れる人が、一度秘訣を教えてくれた程度。あとは自ら練習するしかない。

空手の板割りの秘訣:その1<板を読め>
板は、普通にDIY店で買ったものを大きさに切ったもの。自然の木なので、年輪の筋が入っている。この筋の入り方によって、割れやすい部分「スイート・スポット」がある。そこをめがけてチョップやキックをすれば、割れやすい。逆に、枝が出ていた丸い部分が筋に混在する部分は組織が堅いので、そのいう部分がでている板は選ばないという「板を選ぶ」事もできる。

空手の板割りの秘訣:その2<板を向こうを狙え>
板を持つ人が、腕を伸ばして胸の前に板を掲げてくれるとして、割る板をたたいたりキックしたりするのでは力が充分板に伝わらない。
板そのものではなく、板を持つ人の胸をターゲットにするイメージ。つまり板を突き抜けて、その向こうの物をパンチまたはキックするつもりでいないと、手や足にこめた力が板を割って付きぬけない。
板を割るのが目的でなく、板の向こうのターゲットを想像するのがコツ。

息子が教えてもらったのは、これだけ。
これを自分で練習してコツを体で覚えるしかない。
もちろん、コツだけでなく、空手のパンチやキックの技が習得できていて力がパンチやキックに込められないと割れないだけでなく、関節や骨などを痛めかねないのだろうけど。

息子、そういうわけで板割りはほとんどやった事がないのにやることに決めたので、本番、観客席で見ていた私は、とりあえず板が割れて「ほっ!」。(内容を先生が確認する「オーディション」ではほとんど割れなかったのよ、実際。)
だが、板が割れた事より嬉しかった事が・・・

息子が舞台でのパフォーマンスを終えたところで、同じ学年の子供たちが立ち上がって拍手。
卒業を目前に、「5年間(小学校は6年間だが、息子は最初のキンダー後に転入したので)一緒に育ってきた子供たちが、息子を仲間として見てくれているのだな~」という絆みたいなものを感じたこと。
息子へ、立ち上がって声援を送ってくれた同級生達の姿に、思わずうるうる。
良かったね、息子。

だが、感動で美しく終わらないのが・・・息子の常。

コメディが好きな息子、パフォーマンスにどうしても「お笑い」を入れたかった。
それで考え付いたのが「板をガンガンわったあと、板を持つ手伝いをした人が終わって一息・・とバナナをおもむろに食べ始める。え~何やってんの?とばかりに、バナナをチョップしようとするが、板は割れるのにバナナが割れない・・・最後は指一本でバナナを割る」という筋書き。

これがどうもとってつけたようで、見ていて「えっ?何が???」になってしまう。
スタンディング・オベーションでフィナーレ・・のはずが、「えっ・バナナ?何?」になり、しかも最後のおじぎなどの締めをすっかり忘れた息子に、観客は「で、何?えっ?終わり???」とものすごくキレの悪い終わり方。

ははは。。。まあ、そんなとこが息子らしいといえば、らしいわ。

↓あまりにキレが悪いので、バナナ部分は無しでアップ。